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農家さん、JGAP始めてみませんか?(その㊻、9.2事故の防止)

皆さん、こんにちは。
いつもご覧くださり、誠にありがとうございます。

本日は9.2事故の防止について解説していきますね。
是非最後までご覧ください。
早速ですが、要求事項はこちら↓

出典:日本GAP協会

事故を防ぐために、農場としてリスク評価をしなければなりません。
7章で食品安全や交差汚染に関するリスク評価を実施したと思いますが
同じ資料で結構ですので労働安全に関するリスク評価を入れましょう。

余談ですが、私の知り合いの北海道の農家さんも事故で大けがをしています。
それも2年連続、親子で同じ機械に乗って、同じ個所を骨折・・・
農薬散布をする乗用型ブームで斜面を登っていたのですが、運転操作を誤り横転、大腿骨骨折です。
普段大丈夫だと思っていても、皆さん一度はヒヤッとしたことがあると思います。
俗にいうヒヤリハットですね。
こういった情報を基に考えられる危険な作業を農場の皆さんで挙げていきましょう。

①(a)~(g)を含むリスク評価を年1回実施してください
特に刈払機、熱中症に関しては多くの農家さんで該当すると思います。
刈払機は使い方を誤ると大けがに繋がります。
保護具や安全カバーの使用で少しでも怪我のリスクを軽減させましょう。
下記、リンクで勉強するのも良いと思います。

出典:農研機構

熱中症に関しては、一人作業をしない、暑い時間の作業を避ける、帽子を着用する、経口補水液の準備や定期的な休憩などが効果のある対策です。
今、指導をしている三重県の農家さんの従業員も昨年熱中症になりました。
幸い軽傷だったので良かったですが、一人作業だったり・・・無理をしていたらどうなっていたか・・・

従業員の命を守る使命が経営者にはあります!
甘く考えずにしっかりと対策を考えていきましょう!

②(a)~(g)を考慮して作成したリスク評価表を基に農場のルール、対策を考え、従業員に周知しましょう
勉強会や朝礼、入社時の研修などが効果的です。
勿論いつでも目に留まるように掲示も良いと思います。

③施設や作業内容に変更があった場合や変更が無くても年1回以上は必ず農場の皆さんでリスクの見直しをしましょう

纏めると
①(a)~(g)を含むリスク評価を年1回実施してください
②(a)~(g)を考慮して作成したリスク評価表を基に農場のルール、対策を考え、従業員に周知しましょう
③施設や作業内容に変更があった場合や変更が無くても年1回以上は必ず農場の皆さんでリスクの見直しをしましょう

これらが実施出来れば
47/113クリアです。
おめでとうございます。

次回は9.3危険な作業に従事する要件について解説していきますね。
引き続き、お付き合いください。

また、下記リンクから弊社ホームページにアクセスできます。
余談ですが、今週一部事業を法人化いたしました。
今後も様々なことにチャレンジしていきますのでLEALEをよろしくお願い致します。


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