農薬とかの話

世界中見渡しても
日本のように自然と緑が湧いてくる土地は数少ないのではないだろうか。
特に日本の田舎は草の勢いが凄まじく、
空き家になったが最後緑に飲み込まれる。

埼玉にいた頃は
「沈黙の春」を読んで
農薬絶対あかんって発想だったけど、
小豆島で実際の農家さんの現状を見たり
荒れ果てた庭を見ると一概に薬が完全に悪い、とも言い切れなくなっている。

確かに行き過ぎた農薬は
植物にさらなる耐性をつけさせる。
だんだん薬は効かなくなる一方で流れ出した農薬は山を汚し、海を汚し、ついには春になっても鳥や虫の鳴き声が消えるといったことになる。

ただ、薬を使わないと
草を刈ったり山を整備する人がどんどんいなくなっている現状でさらに荒れ果ててしまう。 
難しすぎて自分にはどうしていいかわからない😇


こんなこといったら
庭師としてどうかと思うが

いっそ諦めて自然に委ね、
生活圏を縮小させていくのはどうだろうか。その中で居心地よく生きれる最低限度で整備していく。

下手に手を加えず一旦自然に委ねてみる。

思うに一度手を加えたらずっと面倒を見ないと行けなくなると思う。
自然の循環に介入したから
代わりに自分たちが周し続けなくては行けない。そういうカルマを背負ってしまったのかも分からない。
自然の循環に慎ましく従っていれば、
その恩恵を受けて豊かに暮らせていたかもしれない。

今の日本は少子高齢化で人口減少になってる。
経済としては国際競争力?が下がってよくないんだろうけど、
最低限度で自分らしく生きるんだったら経済成長なんて手放して自然に身を任せた方が楽に生きれるんじゃないかなって
本気で思う。

だけど一方で今日よりもいい暮らしをしたいという気持ちもあって、
だから最近経済の本も読んで勉強したりもしてる。
なんて矛盾してるんだ。

結局自然、経済両輪を回すためには
生活水準をぐっと抑えて最低限の資源で生活するというのが現状の自分の答えです。

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