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コンビニで煙草一個買うだけなの躊躇っちゃう。

 煙草があと三本しかない。今吸いながら書いてるのであと二本です。それに机の上にあと四口ぐらいで空になる珈琲のペットボトルもある。これをきっちり飲みきりさえすれば、この二つを合わせてコンビニへと買いに行けるのだが、これがまったくと言っていいほど喉が渇いていないので少しも量が減らなかった。あえて言うならいまは甘い物が食べたかった。しかし煙草を残り二本で就寝するまで乗り切れることなど絶対無理なので、煙草に口を付ける前に珈琲に口を付けるべきなのは頭では分かっていることなのだが、これがまったくといっていいほどに口の中が珈琲という気分でもないので少しも量が減らなかった。どちらかというと今は炭酸飲料を飲みたかった。しかし珈琲が減らなければ煙草一個だけを買いにコンビニのレジへと並ぶというのは、最近どうやら私の買い物リストを把握されつつあるベテランコンビニ店員と私の毎度行われる「こいつは煙草を買うのか? 袋を付けるのか? 支払いは交通id?」という無言の高度な読み合いへと更なる深みを投じそうなので頑張って珈琲飲みます。

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