教育格差の原因は世帯年収が低いから?

世の中には様々な格差がありますが、その中の一つに「世帯年収の低さが受けられる教育の質に影響し、格差が生まれる」というものがあります。

しかし、それは本当に正しいのでしょうか?
もちろんお金がなければ塾に通うのも厳しいので、ある程度の関連はあるかなと思いますが、私は一番の理由ではないのではないか?と思います。

まず、世帯年収が低いと家庭内不和が生まれやすくなります。常に不安が多い状態なので、それで喧嘩しやすくなったりもあるでしょう。

そもそも世帯年収が低い理由というのが離婚してシングルマザー・シングルファーザーになったからということもあります。

また金銭面で厳しいので切り詰めて生活したり、親が働き詰めで放ったらかしになることも考えられます。

そうなると栄養面、愛情面、精神面などあらゆる面が不安定になってきます。

そんな中で、「頑張って勉強しよう」と思えるでしょうか?

そもそもの安心して生活できる環境が整っていないので、安心して勉強できる訳がないのです。

家族がイライラしがち、喧嘩ばかりしていると、いつも気を遣っている状態になります。

そうなってくると、親に自分の気持ちを伝えることも難しくなってきます。

すると親は、成績だけ見て「やる気がないんだな」「勉強ができない子なんだな」「何とかして勉強させないと」と思い、さらに無理してお金を払って塾に通わせようとしたりします。

生活しているだけで大変なことが多いのに、さらに負担が大きくなってしまう。

こうして親子の溝は深まっていくのです。

私は人間は本来、勉強が好きな生き物なのではないかと思っています。

だからまず勉強できる環境を整えることがとても重要だと思います。

そして保護者の方が話を聞く、興味があることについて話す、本を買ってあげたりニュースの話をする。そういったことでも、少しずつ変わってくるのではないでしょうか。

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