なぜ勉強するのか?②具体的なところから
中高生の大変なところ:勉強が具体的にどこで役立つか分からないのにさせられている。
前の記事で、勉強する意味について3つ書きました。
ここからは直接的に役立てるという意味での意味(?)について書いていきます。
④希望の進路に進み、仕事で利用するため
当たり前の話ですが、希望する学校に進むためには普通はテストの点数や普段のテストや授業の評価が必要になります。
さらに世の中には高校、または大学を卒業していないとなれない仕事や入れない会社、取得できない資格がたくさんあります。
また、仕事によっては今まで勉強してきたことを使う場面もたくさんあるでしょう。
もちろん使わない仕事もたくさんあるので「勉強は必要ない」と感じる人も多いのでしょう。
⑤生活の中で役立てるため
一つメッセージを送るだけでも、そこには言葉があり言語学があります。ちょっとした言葉の間違いが、大きな意味の違いになることもあります。
これ以外にも、勉強を役立てるところはあらゆる場面にあります。
しかし、勉強していないと役立てようとも思わないので、「勉強しても使わないし」となります。
⑥自分で考えて判断するため
知識がないとそれをもとに考えることができないので、誰かが言ったことをそのまま信じるしかなくなります。これは非常に危険です。特に今のネット社会にはいろいろな情報が溢れているので自分で判断しなくてはなりません。
また、中高生には想像しづらいことかもしれませんが、世の中には「学歴もお金もないけれど、人生逆転したい」と思っている人と、そしてそういう人を利用してお金儲けをしようとする人がたくさんいます。
例えば「この素晴らしいサプリメントを紹介して買ってもらえば、何パーセントが支払われお金が儲かる」と言われたとします。
そこで計算ができれば実際どのくらい儲かるのか、成功している人はどのくらいの割合でいくらぐらいなのか、自分が成功する確率はどのくらいなのか考えることができます。
また理科や家庭科ができれば身体の仕組みや栄養学の観点で本当に効くサプリか、公民から消費者の立場で信頼できる企業か、国語から文章に不自然・あいまいな点はないかなども考えることができます。
そもそも家庭科の教科書を見れば「マルチ商法にすごく近いシステムだな」と分かります。
このようにいろいろなことを学んでおくことで自分を守ることにも繋がるのではないでしょうか。
私たち一人ひとりにできること:勉強は役立てようと思えば役立つことに気付く。
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