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キャベツと桜木町の話(違います)

人はなぜ楽しい思い出ばっかり反芻してしまうのか。マジで。
海外旅行から戻って明けの「出勤だりー」と思いながら遊びまくったリゾートを思い出したり、あと失恋後。←今ここ。

【セフレとの婚活】シリーズはバッドエンドを迎えましたが、
今大絶賛つらい時期なので、しみったれたエントリーです本日。
元気なお方はお付き合いください。

反省会のまとめもそのうち書きますから笑
あと、書いて出せばある程度また元気になりますから。

お付き合いください、と言いながら
今から「なんの話」という話。

月とキャベツという映画があります。

若かりし頃の山崎まさよしさんが主演(!)しておられます。
映画も比較的有名だったかと思いますが、
さらに主題歌の方がご存じの方が多いのではないでしょうか。

(この後「月とキャベツ」のネタバレ出ます)

「One more time, One more chance」という歌です。

これ、恋愛の歌だと思って聞くとただの未練たらしい歌ですが、
映画中では恋人、好きな女の子が死んでしまった男が歌う歌です。
(というかハナから「実は幽霊」で、成仏しちゃう話でしたよね確か)
知っていてまともに聞くと泣いてしまいます。

山崎まさよしさんは天才ですね。


「いつでも探しているよ、どっかに君の姿を。明け方の街、桜木町で、そんなとこにいるはずもないのに」

という歌詞がございまして、
昔、別れた恋人をつい探してしまいそうになる時、
「いや…別れただけだからな。マジでいるかもしんねぇからな…。ついうっかり姿でも見かけたら多分泣くから逆に会えたら困るんだよな」
と思っていました。桜木町じゃなくて梅田でしたけど。
それを思い出しました。


はい、もとい。
今日は久しぶりにBさんちの最寄り駅エリアで仕事でした。

巧妙に避けたり、わざわざ1つ遠い駅から近づけるようにアポを入れてってみたりしていましたが、限界でした。
だってあの界隈に担当がけっこうあるのよ…。

一度しっかり泣いておいた甲斐あって、
さすがに涙腺崩壊とかはしませんでしたが、思い出が多すぎる!
何気ない、忘れてたような、本当に他愛もない思い出が…!
薬局に、コンビニに、改札口に、階段に、ちょっとしたカフェに…!!

ただでさえ、普通の地元のコンビニでもBさんの好物のスイーツを見てはゥエッ…ってなったりしていたのに、最寄り駅の破壊力たるや。

1つ思い出す(思い出してしまう)度に、
胃が抉られるというか、オエってなるというか、食欲が減退する感じ。
食欲の秋ですが、とてもよく痩せられそうです。

嘘です、食べてます。

チャンスも時間も「ワンモア」とは思ってやしないし、
もう会わんで良いと思っているのに、会いたいんかな私?!
いやまあ、有り体に言って失恋だからな、なんも無かったら会いたいわな。
酷い目に遭ったから会いたくなくなっただけで。

向かいのホーム、路地裏の窓(窓はないw)、
交差点でも、夢の中でも(夢には出るなw)、
何気ない「楽しかったこと」がアチコチに溢れすぎててもうダメです。

やっぱりあの駅、しばらく近づきたくない(不可抗力で仕事入ってるけど…!)

最終的に思い出すのは匂いだか音楽だからしくて、
今極力、好きなアーティストの最新曲などは聞かないように気を付けています。嵐の音楽であの男を思い出すとか絶対イヤ…。

ある時の元カレは某有名柔軟剤の香りをこよなく愛していまして、
もうめっちゃくちゃ分かりやすく「その匂いはヤバイ」と分かっていたので、
数年間その香りには近づかないように気を付けていました。

先日、
薬局でその柔軟剤の「香りテスター」を見かけたので、嗅いでみたら、何と。
さすがにもうその人とのことは大丈夫ですが、
すっかり忘れ切っていた、その元彼の部屋をふっと思い出す香りでした!
強烈か!

すごい!嗅覚すごい!「嗅覚×思い出の引き出し」ヤバい。

まあ、香水使う人だと、街でその匂いとすれ違って「あ」って思うの”あるある”ですしね。
ドルチェ&ガッバーナのあの香水のせいだと瑛人さんも歌ってますしね。

Bさんの家は某柔軟剤やドルガバみたいに分かりやすい匂いじゃないんで、
どう避けたら良いんだか分かりませんが、
とりあえずまだ嗅覚でも聴覚でもなく視覚でウッってなってるぐらいなので、いろいろまだ生傷なのだなぁと思っています。

チンタラ歩いてたら年取りそう!と本気で思っているので、
生傷をなだめるのと元気に生きるの、同時進行でやってますが、
(1人でメソメソとこの生傷を癒す手もあります)
今日はちょっとメソメソVer.になりました。

だって、1年って、
過去のどの元カレたちより付き合いが長かったんだもの…。
全く。ほんと反省会に入れた通り、セフレなんぞとデートとかするもんじゃない。本当に。

たぶんこうやって、「ひどいことをされた」ことを忘れ、
「あの思い出が楽しかった」とメソメソやっている時に『久しぶり、どうしてる』とやられると、妖怪の餌食になって元鞘…みたいな展開もあるんでしょうね。

さすがにあの破局理由から、再度連絡してくるほど低級じゃないと信じたいですが。

いやだからさすがに、そんなチンタラやってたら年取りそう。
なんで、着火した櫓をたまに眺めて、怒りももう少し燻ぶらせておきます。


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