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2020年 My Best Song TOP10

noteデビューして初めましての記事が大分時期外れなものですみません。

でも、どうしてもこの記事を書きたかったんです…。

もう少し早くnoteを始められたら良かったんですけどね。。


ここ最近の音楽業界は、私の知らない間に大きく様変わりしたなあと感じています。

まず、テレビの音楽番組がどんどん減り、かつ出演アーティストもいつも同じ事務所のアイドルグループばかりで、なんか面白みがないなあと退屈していました。

私もかつてはテレビで音楽を知る人間だったので、こんなに音楽番組が減ってしまったらどこで新しい音楽を知ればいいんだ! ともやもやする日々でした。

そんな中で訪れたコロナ禍。

休日に遊びに行ったり、ライブに行ったり、カラオケに行ったり…そんな日々が失われてしまい、必然的に家でインターネットをする機会が増えました。

そこで私はとんでもないカルチャーショックを受けることになるのです。

音楽はテレビではなく、ネット上で生まれているのだと!!

驚きました。YouTubeを漁ると出て来るわ出て来るわ良質な音楽たちが!!

そして、私はそこで音楽の市場はテレビからとっくにネット上に移っているのだと気付いたのです。

何て時代遅れな人間だったんだ…と私は自分を恥じました。

これからは、インターネットで良質な音楽探しをしていこう、と心に決めたのでした。


さて、前置きが長くなりましたが、そんな怒涛の2020年、私が心動かされた10曲をご紹介したいと思います。

私は一つのアーティストにこだわってしまうタイプなので、同じアーティストの曲が2曲とか普通にあります。そういう意味であまり広くご紹介は出来なさそうです…。

ただ、せっかくの機会なので、一人でも多くの方に今の時代の素晴らしい音楽たちを知ってほしい、と思います。


第10位 yama「春を告げる」

とか言いつつ早速有名な曲を挙げてしまいすみません。

2020年初めに突如現れた謎のアーティスト、yamaさん。

妹が車の中で流していた曲をたまたま聴いて、すぐにYouTubeで聴き漁りました。

女性? 男性? どちらとも言えない中性的な声と、どこかR&Bを感じさせる歌い方は正直ドストライクでした。

そしてちょうど自粛期間に公開されたのも相まって、それはもう毎日のように聴きまくったのを覚えています。

あと、今時の楽曲って、MVもすごく特徴的ですよね。

この「春を告げる」に関しては、それこそジェンダーレスな若者が畳の上で寝そべっているだけの絵が延々と流れるだけという、正直「え、これ公式?」と疑ってしまうMV。

本当に、時代は変わったなあと思います。

yamaさんの曲は、他にもたくさん魅力的なものがあって、個人的には「a.m.3:21」や「Downtowm」「麻痺」なんかも好きです。


第9位 Sexy Zone「NOT FOUND」

あれだけネット発信がどうちゃら言っておいてジャニーズやんけ! とか言わないで下さい! すみません!!

私、ジャニオタなんです!(笑)

推しはSexy Zoneなんですけど、出来れば騙されたと思って一度聴いてみて欲しいです。

実はこの曲、めちゃくちゃクオリティ高いんです!!

何と言っても編曲が東京事変の亀田誠治さんなんですよ!!

前奏の、どこか妖しげでストリングスからもう引き込まれます。

曲調はジャジーでもありロックでもあり、様々な展開を見せるとても中毒性のある一曲だと思います。(途中でラップもあるよ!)

どうか食わず嫌いなさらず、一度聴いてみてもらいたいです。

ちなみに私はこの曲を聴いて、「これはイケる!」と思いました。ホントに、数少ない5人での曲なんです…。(泣)


第8位 Official髭男dism「I LOVE...」

今の時代の音楽を語るには外せないバンドと言えば、彼ら「ヒゲダン」ですよね。

私もヒゲダンは大好きで、好きになったきっかけは2018年の「Stand By You」でした。

ポップで、どこかブラックミュージックを感じさせるグルーブ感が特徴的なバンドです。

今回のこのI LOVE...に関しては、イントロからもう優勝ですよね。

私こんな魅力的なイントロ聴いたことがありません。

もうイントロ聴いた時点で「神曲やん!」って思いました。(笑)

そして極めつけはサビの聡くんの伸びのある高音! 素晴らしいですね。

ヒゲダンの名曲の一つだと思います。


第7位 ヨルシカ「夜行」

2020年、爆発的に有名になったアーティストと言えば、「夜好性」と呼ばれるアーティストたち。

YOASOBI、ずっと真夜中でいいのに。

そして、ヨルシカ ですね。

私がこの3組の中で一番初めに知ったアーティストが、この「ヨルシカ」でした。

きっかけは大成建設のテレビCMで聴いた「春泥棒」という楽曲。

これは良いバンドだ! と思い、YouTubeで漁りまくりますが、全くお目当ての楽曲が見つかりませんでした。

それもそのはず、「春泥棒」は今年の1月にようやく発表された楽曲なので、見つかるはずがありません。

その代わりに聴いた曲が、この「夜行」です。

私にとってとても思い出深い楽曲。

この曲がきっかけで、私はヨルシカワールドにどっぷり浸かることになるのです。

ヨルシカの特徴は、すべて生音にこだわったサウンド、英語詩が全くない文学的な歌詞、かと言って一切古臭さを感じさせないメロディライン、さらに表現豊かなSuisさんの歌声、それらが相まってほぼすべての楽曲でカタルシスを得られるバンドだと思っています。

この「夜行」なんて、楽曲を聴いただけで夏の終わりの気配、感じませんか?

サビで花火が打ち上がる情景、思い浮かびませんか?

ヨルシカには、この他にも素晴らしい楽曲がたくさんありますよ!

さあ、この楽曲が少しでも良いと思った方は、「春泥棒」を聴くのだ!!!

後悔はさせません!!


第6位 Vaundy「不可幸力」

私がこの楽曲に出会ったのは、またしてもテレビCMでした。

「おお、オシャレなサウンドやな」と思い、いつものようにYouTubeで検索しました。

今回は恐らくこれだろうという楽曲に出会えたのですが、いかんせんもやもやする。

あれ、私が探した曲こんな曲調やったかな…いや、でもこんな感じやったような気がするし…。多分間違ってはいないはず…?

なんて思っているうちに訪れるサビですよ!!

2分もサビまで待たされるんですよ!!

ずっと待ちわびてたメロディーなんですよ!!

これがまた、すんごい鳥肌ものなんですよ!!

YouTubeのコメントにもありましたが、出来ることならもう一度記憶を消して聴きたい楽曲。

この感覚はもうしばらく味わえなさそうです。

あ、この曲知らないな、というそこのあなた! ラッキーですね。是非聴いてみることをオススメします。


第5位 ツユ「雨を浴びる」

この楽曲は、たまたまYouTubeの「あなたへのオススメ」に出てきたものです。

この「あなたへのオススメ」って、すごくいい仕事しますね。私もこの機能でたくさんの素敵な動画や楽曲に出会えました。

何か今ってこういう静止画の公式MVが流行りなんやな~と思って、何気なく聴いたらどっぷりハマってしまいました。

タイトル通り、この楽曲は梅雨のジメジメした感じ嫌やわ~と言っているネガティブな楽曲なんですが、主題は倦怠期カップルのケンカ話です。

ただ、歌詞はとてもジメジメしていますが、曲調はとてもポップで跳ねる感じ。

このギャップがまたいいですよね。

そしてサビの転調、落ちサビからのまたまた転調と、まるでジェットコースターに乗っているかのような感覚に陥る曲展開。

このジェットコースターサウンドこそ、ツユの特徴なんだと思います。

といった感じで、私はこの曲をきっかけにツユワールドにどっぷりハマってしまったわけです。


第4位 Omoinotake「One Day」

Omoinotakeというバンドを知っていますか?

正直、このバンドについてはヒゲダン並に有名になってもいいと確信しているアーティストの一つです。

彼らは島根県出身の、バンドとしては珍しいギターレスバンドです。ヒゲダンと同じくブラックミュージック味のあるオシャレなサウンドが特徴です。ボーカルのレオくんの伸びのあるキレイな歌声と、ポップなピアノサウンド、そして随所に光るベースとドラムの技術の高さが「このバンドはすごい」と思わせる素晴らしい魅力を持ったアーティストだと思います。

そんな彼らがこのコロナ禍で発表した新曲。それがこの「One Day」です。

この未曾有の事態で、私たちは今まで当たり前に出来ていた様々なイベントが、ある日突然中止を余儀なくされていました。

そんな鬱々とした気持ちを、アーティストとして、そして一人間として表現した楽曲が、この「One Day」なのです。

「当たり前に寄り添い合える日々でまた 再会を誓い合いたい」

まさにこれですよね。

いつかすべてが落ち着いて日常が戻った時、あんなこともあったねと言い合ってこの歌を歌いたいなと思います。


第3位 ツユ「過去に囚われている」

すみません、またツユです。

後からツユのMVを色々見て分かったのですが、この楽曲のMVは他の楽曲と違い人の動きや情景に立体感のある仕上がりになっています。

その効果も相まって、楽曲に臨場感とリアリティが感じられますね。

結論から言うと、この楽曲は過去の栄光に囚われた女の子が命を絶つことを決心する曲です。

サビよりも多く繰り返されるAメロが、女の子がこれからどう生きていけばいいのか葛藤している様子が、リアルに表現されています。

個人的には一度しか歌われないBメロが大好きです。女の子がぎこちなくバレエを踊っている映像をバックに、これまたちょっとバランスを崩したらぐちゃぐちゃになってしまいそうなジャジーでポップなメロディライン。

こういう、絶妙なバランスのメロディライン、大好きです!

あと、MVで言ったら3回目のAメロの部分、1回目のAメロの情景と全く同じ映像が流れるのですが、3回目のところでは主人公の女の子が消えています。それでも、何の変化もなく動き続ける日常…少しゾッとしました。

それから、最後のサビの転調からの締めのAメロです。

「今 私は鬱ぎ込んでいる
今 私は息を吸っている
今 私は鬱ぎ込んでいる
今 砂浜に立っている
今 あの雲を追いかけたくて
今 広い海原を走って
今 立ち止まらない私に出会えたね」

どういう意味かはみなまで言わなくても分かるかと思います。

楽曲の長さとしては4分弱とそんなに長くない楽曲なのですが、私はこの曲展開と歌詞の物語性に呆然として、しばらく衝撃で動けなかったのを覚えています。

しかも、こんな暗い歌詞なのに、曲調はものすごくポップであるという矛盾。

これが、今の時代の流行りなのだと思いました。


第2位 Omoinotake「モラトリアム」

すみません、またオモタケです(2回目)。

この楽曲は、私がオモタケの存在を知るきっかけになった曲です。

たまたまYouTubeで聴いて、「誰だこれは!!」と衝撃を受けました。そして、即バンド名で調べまくって見事沼にハマるという、いつものパターンです。

個人的に思うのですが、このバンドは雰囲気作りがすごく上手だなと思います。

この楽曲はとあるBLアニメの主題歌なのですが、なるほど、こんな感じの雰囲気なのね、と作品の世界にすんなり入りやすい世界観を描けているなあと感じました。

なんかもう、聴いているだけで胸が締め付けられるというか、夜のバーでお酒片手に感傷に浸っている気分になりますよね?

そんな感じの作品なのかどうかは知りませんが。(笑)

先ほど紹介した「One Day」とは雰囲気も曲調も全く違いますが、私はこういう曲調のオモタケも大好きです。

似たような曲調で言えば、「Blanco」も好きです。もう、ずっと永遠に聴いていたい世界観です。

何度聴いても、サビで鳥肌が立ちます。とても美しい世界観を持った楽曲だと思います。


第1位 YOASOBI「夜に駆ける」

なんかもう、この記事のタイトルで大体の方は予想がついていたのではないかと思いますが、

2020年のJ-Popと言えば、「夜に駆ける」ですよね!

私もこの楽曲を聴いた時は衝撃で、もう「これは絶対流行る」と確信した一曲でした。

YOASOBIは妹に教えてもらったアーティストで、その当時私はヨルシカにどっぷりハマっていたので、

「YOASOBIって知ってる?」と聞かれて

「え? ヨルシカのことやろ? 何言ってるん?」とうっかり妹が間違えて覚えているとばかり勘違いしてしまったという苦い思い出があります。

ていうか、名前似すぎやからね??

というのは置いといて。

YOASOBIの楽曲がどうしてこんなに魅力的で一般受けするのか、私なりに色々と考えてみました。

YOASOBIの楽曲は大体が、こんな構成で出来ています。

Aメロ Bメロ サビ

Cメロ (Bメロ) 落ちサビ

転調サビ

そう、YOASOBIって、1番と2番の構成が全然違うんです!

というかそもそも2番という概念がないのかな??

普通のJ-Popって、1番と2番で同じようなフレーズを歌って、落ちサビからの転調ってのが多いと思いますが、

YOASOBIは2番で同じサビは基本なし! もう落ちサビに行っちゃう!そして「あ~」からの転調サビ!

これが「あ、なんか新しい!」って思わせる要素なのかなあと感じました。

特にこの「夜に駆ける」についてはこの展開が顕著で、なんとCメロにDメロまで付けちゃうお得感!

これは確かに、何度聴いても飽きないサウンドですよね。

しかもメロディラインも、何か今まで聴いたことのない新しい展開が続き、聴きながら耳も驚いてるなと感じるほど。

やっぱりAyaseさんは控えめに言って天才。

そしてこんな難しい楽曲をいとも簡単に歌いこなせるikuraちゃんは化け物。

と私は思います。

個人的には、「群青」や「三原色」辺りも大好きです。


さて、長々と語ってしまい失礼いたしました。

こうやって振り返ってみると、2020年は私にとって新しいアーティストをたくさん発掘できたとても充実した一年だったと思います。

2021年はもうすでに半年が過ぎていますが、もう今すぐにでも紹介したいアーティストがたくさんいます!

それはまた、この年末にでも記事に出来たらなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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