「アイヌ民族」という存在。

私は小学校、中学校と帯広に住んでました。
それを踏まえて感じた事を書きます。

先ずは
ゴールデンカムイが出た時にすごく斬新だなと思った。
同時に、歴史の中のアイヌ民族なので
やっぱりちょっと
肌感とは違うアイヌの人の姿だとも思った。

アイヌ民族は日本人にもそんなに深く知られてない
から、ゴールデンカムイを見た人はカッコいい!
楽しそう!とかポジティブな意見を持ってる人が多いと思う。

でも昔感じてたアイヌの人は差別の対象だったり
する…。


なぜなのか?と疑問に思ってくれたら
ちゃんとアイヌ民族の歴史を探ってほしい。
日本人なのに知らなすぎると実感する場面に
出くわすと驚きもあったけどモヤっとしたり。

以前スッキリで問題になった事がすごく象徴的。
アイヌ民族という存在への無知が
叩かれるという結果に。

多分本人に悪気はないと思う。
テレビ局も気づかなかったと思う。
でも誰かが知っていれば放送なんてされない内容。
アイヌの人達を苦しませてきた嫌な言葉だから。
「知らなかった」という感覚では処理できない。
そのくらい重い内容だった。

今更だけどなんで今回この内容かというと
東京オリンピックの記事を目にして関連を見てたら
同級生がアイヌ民族の伝統等を守ろうと
活動してたから。
同級生といっても特別仲良くもなく悪くもなく
同じクラスだったという関係。
たまたま見つけた記事に写真が載ってて
名前と年齢と面影からそうだ!
と判断。

すごく大人しい人で人前で活動をするようには
想像できなかったからびっくりしたし嬉しかったし
感動したし懐かしさとよくわからない感情。

北海道の中でも地域差があって難しいけど
昔は「アイヌ」という言葉自体タブーな雰囲気で
言葉に出してはいけない。
という感覚が私もまわりもあった。
でも本当に本当はちゃんと教科書や大人達が差別的な感覚を無くすようにもっと動いていかなきゃならなかったと思う。
傷ついたアイヌの人達はいっぱいいるんだ。
と大人になって再認識する事がたまにある。

そもそもアイヌ!とバカにされてた人を
助ける訳でもなかった私。
嫌だな…そんな事言わなくても…と思ってはいたけど
やめなよ!という勇気もなかった。
だから同罪だとずっと心の奥で思ってる。
写真と活躍を見た時は嬉しいのとびっくりと
泣きそうになった。

アイヌの人達は歴史上の人達じゃなく今も生活してるという事。
別に普段から民族衣装を着てるわけじゃない。
アイヌ語を話す訳じゃない。
ここが結構わかってない人が多いと思う。

だから現在進行形で生活をしていて
普通に周りにいる日本人でって事を知ってほしいです。

長々と読んでくれてありがとうございます。

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