ロボット

自分が思い通りにできるのは自分だけである、というのはとても有名な言葉だと思う。自分以外の人については、全ての事情、考えを理解することはできない。人の口に戸は建てられないというのも、同じ意味なのではないかと思う。

普段ぼんやり楽しく生きている場合には問題ないが、問題が起こったとき、これはよく思うことである。なにか問題が起こった時に自分の気持ち(感謝や謝罪など)を丁寧に精一杯伝えたら、そのあとどう思うかは完全に相手次第であって、こちらではどうにもコントロールはできないと思う。

相手がどれだけ問題を根に持つかはわからないし、どれだけ感謝や謝罪が伝わっているかはわからない。どれだけ頑張っても伝わらないことはある。さらに、相手がその後どのように動くかも、強制することはできない。相手はロボットではなく、感情のある人間だ…

相手の気持ちがわからないという前提の上で、相手に許してもらえたか、感謝が伝わったか、などを気にして時間を潰すのは大変勿体無いと思うから、キャッチボールの要領で、投げてしまったあとはキャッチャーにお任せするのがいいと自分に言い聞かせている。

キャッチャーからフィードバックが有ればそれを有効に修正していけば良いし、(喜びや怒りなどの感情が返ってくることもあれば、完全に無視されることもある。)そこが一番肝心なのかもしれない。

その時の一方的な自分の感情で相手の行動、気持ちをコントロールするのではなく、いままでの数々のフィードバックをうまく活かせるように、行動していきたい。同じ過ちを繰り返さない…一番難しいことかもしれない…

まずは、精一杯、妹のおやつを間違えて食べ切ったことを謝ってくるとする。あーめん。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?