サラリーマンのワーケーションとは(準備編)

企業勤めのサラリーマンが1ヶ月間、実際にワーケーションをやってみての気づきや発見をまとめたものです。

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ワーケーションという言葉を初めて聞いた時に感じたことは
「フリーランスのデザイナーさんとかが対象なんだろうな」ってこと。

僕のような企業勤めの人間には関係のない話だと思っていました。
仕事は職場でするもの。リモートワークだけで完結はしないだろうと。

それが新型コロナインフルエンザの影響で一変。
突然完全リモートワークになり、家に引きこもる毎日に。
2020年4月に緊急事態宣言が発令されてからの約一年間で、
職場に行った回数は3回。(そのうち1回は健康診断)
その頃からこんなに職場に行かなくても仕事が行えるのであれば、
僕にもワーケーションが可能なのでは?!と思うようになりました。

そこでワーケーションの実現に向けていろいろ動き出しました。
まずは「いつ」「どこに行くのか」という事。
当時海外にはまだ気軽に行ける情勢ではなかったので、
国内に候補先は絞られました。

検討を始めた2月の東京は寒く、暖かいところがいいなーと思い、
滞在先を沖縄にしました。

次にいつ行くか。でしたが、なるべく早く行きたい気持ちがあり(思い付くとすぐ行動してしまうタイプなので)3月にしようと時期を設定。
3月の東京は花粉の時期で、花粉症がひどい僕はこの時期を花粉が少ない沖縄に滞在することで花粉を避けられるのではと考えました。
また沖縄県独自の緊急事態宣言が2月いっぱいだったという点も後押ししてくれました。
まだまだ寒いのに花粉はひどい3月の東京を離れて、南国の島でのんびり暮らす生活に心躍らせ、期待に胸膨らませていました。

時期と行き先が決まったので次は細かい滞在地域や宿探しです。
沖縄には旅行で何度も訪れたことはありましたが、実際住むとなるとどこに居を構えれば良いかなかなか判断しづらいものでした。
ワーケーションは仕事をしながらバケーション先に滞在する。というものですので平日はちゃんと仕事が出来ないといけない。
なので毎日飲み歩く事も観光地を巡る事もないだろうし、そこまで都心にこだわるつもりはありませんでした。
そこで住まいのエリアを決めるために必要な項目を書き出し下記3点に比重を置くこととしました。
1,スーパーが近い
2,ジムが近い(筋トレが趣味なので)
3,徒歩圏内にそれなりの飲食店がある

スーパーはだいたいどこにでもあるのでこだわらずとも叶えられる条件でしたが、
ジムは意外と那覇市内に多くなく、私のような短期滞在者向けのプランが用意されているジムはかなり限られる状況でした。

そこで見つけたのが那覇の安里エリア。
このエリアは24時間のスーパーがモノレール駅前にあり、その近くには栄町市場という飲み屋街もあり、国際通りよりはローカル寄りですが賑わっており便利そうなエリアでした。
また、ジムも徒歩10分以内にあり短期のプランも用意されていた事からこのエリアで宿を探すこととしました。

宿はAirbnbで見つけました。
ホテルも検討していたのですが、旅行のような数日の滞在とは違い数週間の滞在を予定していたため、自炊が出来るキッチンや洗濯をするための洗濯機なども必要など考えており、そのような物件を探すにはAirbnbは最適でした。
ウィークリーマンションなども検討していましたが、ホテルやAirbnbで予約することと比べると手続きが少し複雑かつ手間がかかる様に見えたので採用しませんでした。

宿も見つけたので、次は航空券です。
なるべく安いチケットを取るために日曜の夜に那覇着の便を選びました。
やはり日曜夜着の便は観光には向いていないので比較的安価でした。
航空券は片道で予約しました。想定では1ヶ月ほど滞在を予定していましたが、
突然出社しなくてはいけない事が起こらないとも限らないため、
先の予定に確実性がない状態では購入しづらかったので帰りの航空券は直前に買うことにしました。

同様に宿も最初から1ヶ月で予約することは多少リスクがあると感じたので、まずは1週間の予約をしました。
東京に戻らないといけない状態にならなかったとしても、実際住んでみないと宿の良し悪しもわからない事があるので、変更したくなる可能性も考慮しました。

諸々の予約が完了したので次は荷造りです。
最低限必要なものをリストアップしました。
・パソコン(仕事をするので必須)
・衣服(3月の沖縄気候に合わせて)
・充電器(スマホやPCの電源周りは必須)
・枕(普段使いのものでないと寝付きが悪いので)
・歯ブラシ(普段使いの電動が手放せない)

こうやって書き連ねてみると意外と軽装備で大丈夫そうだなと。
ただ荷物の搬送には枕など重くはないが嵩張るものがあったので、段ボールに詰めて宿に発送する形を取りました。
沖縄なので発送料は結構高くなりますが、大荷物を持って飛行機に乗るよりは幾分ストレスフリーだと考えました。
ヤマトはWebから自宅に集荷依頼が出来たので便利です。

細かい日用品は最初から現地購入でと考えていました。
現地で買ったものは下記くらいだったかと思います。
・シャンプーやボディーソープ(備え付けがあったが普段使いのものが良かった)
・フライパン(備え付けのものがボロボロだった)
・食器用スポンジ(備え付けのものがボロボロだった)
・調味料(塩・コショウ・味噌など)
・ゴミ箱(宿になかったので)
・洗濯用洗剤(これも備え付けがあったが普段使いのものが良かった)
・洗濯用ネット(嵩張らないし持ち込めばよかった)

段ボールに詰めた荷物を発送し、当日の荷物もパッキングしたあたりから少しずつドキドキしてきました。
今まで数週間の旅行や出張でホテル暮らしも経験があったので想定外の事態はそう起こらないだろうと予想していましたがそれでも初めてのワーケーション。
問題なく仕事が出来るだろうか。生活が出来るだろうかと漠然とした不安はありました。
とりあえずパッキングは終了。
航空券や宿の準備も完了したので後は現地での生活がどのようなものか。
一旦準備編として本章はこの辺にしたいと思います。

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