20211002 ECSRA感想メモ


あ〜、たのしかったなぁ!

ということで感想をメモしておきたくなった↓


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全体的にとてもいい雰囲気の研究会だった。質問やコメントも活発で、あたたかい感じ。


動物とは、移動とは、知能とは、について皆さんと話をできて本当に楽しかった。

発表の中で、私にとって動物の「知能」とは、について話すことにしていたものの、完全に的外れなこと/余計なこと/自明なことを言おうとしているんじゃないかとめちゃくちゃびびっていた。

でも、その部分についてスルーされることなく、学生さんも含めて皆さんからコメントや質問をしてもらえてほっとしたし嬉しかった。

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どうしてこういう話をこれまで誰かとしたことがほとんどないんだろう。どうして今回はできたんだろう。と考えて、

学会に行かない、セミナーの懇親会などにも行かない、したがって研究者友達が非常に少ない、したがってそもそも研究の話をする機会が少ない、からだわ...

それはさておき、分野外の人との接点を見つけようとすると、自分の研究内容を1回抽象化することになる → そういう話をしやすい、のかも?

と思った。

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「異分野の人との共同研究を続けるにはまず仲良くなること」

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ロボットを作っている学生さんたちと懇親会で話していた時に、職人芸パートの引き継ぎの難しさ、みたいな話題になって、ロボット作りにおける職人芸って具体的にはなんなんですか?と聞いたら、「一番はヒモの長さです」とのことだった。まったく想像できなかった答えで、とてもおもしろい話だった。


動物とロボットと細胞の動きの最適化の話もおもしろかった。

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今回、バイオロギング研究例としてコウテイペンギンとオウサマペンギンの研究を紹介した。自分の中では色褪せている部分もあり、どうかなぁと思っていたんだけど、発表前の予習や研究会で皆さんにもらったコメントを通じて自分の中でのペンギン研究の位置付けがアップデートされた感じがする。

自分で自分の研究の話に飽きるのってしょうがないことだけど寂しいなぁとも感じるので、論文を書いてから10年近くたった今になって新鮮さを取り戻せたことがとても嬉しい。自分の研究に対して「よかったねぇ!」って声をかけたい気持ちになった。

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ペンギン研究だけじゃなくて、他の研究についても全体的に「そういうことか〜」って考え直すことができて、本当によい機会をいただけたなぁと思う。

大袈裟かもしれないけど、研究人生での重要なできごとの一つになるんじゃないかという気がしているので、後で振り返ったときにもそう思えるように考え続けたいところ。

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ゆくゆくは、今練習している発生実験との関係も見出せたらいいなぁという欲が出た。

懇親会で聞いた話は、少なくともラボの学生さんの研究内容とはすごく近いところにあるはずなんだけど、まだ繋がりを言語化できていない。もうちょい勉強したい。

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私は「自明すぎて何も言ってないに等しい」というパターンをとても恐れているっぽい。

研究結果についても「あたりまえだよ」って言われたことがあるけど、「あたりまえ」と「あたりまえじゃない」の境目って結構わかりにくい気がするので、あんまりびびりすぎずにとりあえず話してみるのがいいのだろうな。


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あと、自分の研究には興味を持ってもらえないんじゃないか...って自己防衛的に相手の興味の範囲を勝手に決めちゃうのも、失礼だしよくないなって反省した。

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学生さんの自己紹介タイムが最初にあったんだけど、皆さんの趣味の多さにひそかに衝撃を受けていた。趣味と呼べるものが何もないことについて「本当にこれでいいのか?」と考えさせられることが不定期的にあるんだけど(でも結局そのまま)、昨日それだった。


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