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35年ぶりのつながりは"今の時代"だからできたこと

先日突然、Facebookのメッセンジャーに、名前がローマ字表記で謎のアイコンのアカウントからメッセージがきました。

「また偽名使った変なメッセージきた!ブロックしよう。」と思ったのですが、削除寸前に中学時代の友人だと気付きました。

最近同窓会をやってLINEグループを作ったから入らないか?とのお誘いで、早速入れてもらい、約35年ぶりに旧友たちと繋がったんです。


育った土地に住み続けていたら、街のどこかで旧友の誰かに顔を合わせたり、35年も疎遠になることなんてないですが、私は誰とも繋がらないまま20歳で地元を完全に離れてしまいました。

繋がっている友人がいないって、結構寂しい人?って思うかもしれませんが、私は良くも悪くも過去を振り返ることをしない、未来ばかり見ているタイプ。今、SNSでかろうじて繋がっているのは、部活で仲良しだった友人一人だけ。


今回、こうして一気に数十人の旧友と繋がれたのは、メッセージをくれた友人がFacebookで私を見つけてくれたから。

今の時代だからこそ可能だったこと。

昔だったら、年賀状や手紙で繋がったかもしれないけれど、筆不精だったらアウトでしょう。


LINEグループ内では、思いのほかメッセージのやり取りが活発で、後から入った私は若干「はじめまして〜」の感覚。ウェルカムメッセージを送ってくれるのですが、名前と顔が一致しないので、卒業アルバムを引っ張り出してきて、当時を思い出しながら返信。名前表記がニックネームの人は難解すぎて混乱します。

でも送ったメッセージの向こうには、中学生当時の友人たちの顔しかイメージできません。あの頃は当然タメ口で、なんなら呼び捨てだったり、「お前!」なんて口調で話していたのに、とっても丁寧なメッセージをくれるのがなんともこそばゆい。

私は着々と歳を重ねて50歳になったけど、同級生たちも同じ歳なんだよなぁ、としみじみ感じました。

高校以降の友人たちは、わりと育った環境が似た人が多く、大学や大学院に進学して企業に就職するのがメジャーという世界にいたけれど、中学以前はいろいろな人がいました。

住んでいたのが江東区の門前仲町だったという土地柄、家がお店をやっていたり、築地市場で働いていたり・・・。その後、みんながどんな道を辿っていったのか全く知りません。

近いうちに会いに行こうかな。かつての繋がりからまた新しい世界が広がりそうで、未知のワクワクを感じています。

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