なぜロンドンなのか?~Doctorpreneurs School 2~

午前中からですが、全体の講義は「そりゃそうだよな」っていう感じの一般的な内容が多くてちょっとがっかりです。このイベントの対象が医学部の学生やお医者さんで今まであまりビジネスに触れたことが無い人が多いからかもしれません。
一方で、個別のワークショップは小さいグループに分かれてQ&Aセッションです。こちらは色々聞けて面白い。
とりあえず、色々質問して、出来るだけたくさんの人とネットワーキングして帰る事にします!!

午前の部からの全体講義は、つまらないとはいえ、いろいろなところに書かれていたり、人から聞くことの良いまとめなので、備忘メモです。
(話を聞きながらメモしたので、まとまっていません、悪しからず…)

1.関わっている分野(Focus)で起業する事の重要性
その分野に対して持っている知見(Insight)を活かして、アイディアを変えたり、サービスを改善したりすることが出来るので、自分自身が関わっている分野で起業するべき。

2.素早く、事業の実効性をテストをする
とにかく早くスタートしてKey hypothesisを安く、素早くチェック、どんどんピボット(軸を変える)すること。これを出来るのが、スタートアップの強み。大企業では不可能なスピードで、テストをして意思決定をして、改善して行く事。

3.スタートアップのブランドはたいして重要ではない
ブランドを売ってるわけではなく、課題解決の機能を売っていると考えるべき。ブランド価値を高める目的で投資を沢山するのはあまり効果的ではなく、どんなブランドでもいいから売れる機能を作り上げる事に集中すべし。

4.大企業に自分のアイディアや事業を売る際は基本動作が重要
大企業にとってスタートアップに投資するのはリスクを取る事なので、無駄な心配をさせない様に基本動作を徹底する事(メールの返事を素早くする、欠点を隠さない等)

5.どうやって良い人材を巻き込んでスーパーチームを維持するのか
人を採用するのは難しい。変な人を採用するくらいなら短期でコンサル雇った方が良い場合もある(中々首にできないから)。スタートアップは家族のような存在になるので、一緒に3か月バックパッカー出来るような人でなければチームに入れない方が良い。
更に、その後、その人たちを走り続けられるかどうかがアントレに重要な能力。自分の失敗や能力の限界を隠さずに、謙虚に優秀な人の意見を聞く事。モチベーションに直結する株式の分配はとても注意する事(仕事してない人がフリーライドして利益を得るようにならない様に)。

6.起業アイディアの絞り込み方
自分自身が課題だと思う事を選ぶこと。他人とかぶってもいいが、自分だけが持つ解決策を持っていることが必要条件。但し、これだと思ってスタートしたアイディアも、事業化の間にどんどん進化するので、結果的にはあなた一人のアイディアではなくなる。だから、結果的に盗まれる可能性があるアイディアに固執するよりも、会社のカルチャーをしっかり醸成する事に注力すべし。

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