なぜLBSのスタディーグループでは絆が強まるのか?

前もちょっと触れたのですが、LBSでは80人強のStreamと言うクラス5個に分かれ、さらに5~6人のスタディーグループに分かれます。最初の1年はずーっとこの5〜6人で課題を作業分担してこなしながら提出していくので、彼ら彼女らは1年目の大半を共に過ごす大切な仲間となります。同じ釜の飯を食い続けるから、まぁ、そりゃ絆強まるわな。っていう。

ただ、リアルなビジネスの現場と同じく、というかそれ以上に多様性に富んだ人々の集合なので、各メンバーそれぞれの違う目的や優先順位に折り合いがつかず、チーム解散の憂き目にあう事もあるようです。

学校側はこのメンバーがうまく行くように色々配慮してくれていて、そのひとつがAway Dayという、1日かけてロンドン近郊で行われるチームビルディングのセッションです。これが、とっても感動的だったので内容をご紹介。

身体能力と知能を使ってチームで一緒に困難な課題を乗り越えるというプログラムで、自分たちで作ったいかだを使って池を往復しながらパズルを解いたり、木の板を組み合わせて指定された形を再現したり、岩場や木の棒をよじ登って、頂点でアクティビティーしたり(空中ブランコに飛び移る、お互いに体重をかけあって支える)。

高所恐怖症のメンバーが恐怖を克服する為に挑戦して、チームメートの支えを受けながらアクティビティーする姿はすごく素敵でした。

でも、このプログラムで一番素敵だったのは体や頭を動かすところじゃなくて、お互いの過去の経験をシェアするセッション。

青空の下、チームのコーチが主導して、それぞれが辛かったことや自分の原体験をシェアします。それぞれのメンバーが真剣に、素直に、自分のことを語る姿とその話の内容に感動して涙が出てきてしまいました。最近涙もろい。

一通りアクティビティーした後は、チームのメンバーを一番表す単語を多くのカードの中から一つずつ選びます。

私を表す単語としてメンバーが選んでくれたのは以下の4つ。

Loving, Empathetic, Helpful, Genuine

これは、素直にうれしい。

うちのチームはSupportとか、Thoughtfulとか、Gentleとか、相手を助けるような単語が全体の8割くらいを占めていて、すごく素敵なチームになりそうな予感しかない。残る2割はHappyとかAnalyticalとか。既にとっても居心地いい組み合わせである。

一番最後に、チームの旗を作成。うちの旗は、お世辞にも芸術性が高いというものではないけれど、みんなで出したアイディアを詰め込んで、素晴らしいスピード感でサクッと完成させました。

凝りに凝ったアウトプット作りに没頭するよりも、素敵なメンバーともっと外で太陽を感じながら時間を過ごそうよ。と。
出来上がった旗を持って一番乗りで外に繰り出し、みんなで記念撮影。
他のチームが旗づくりに没頭し続けるなか、何をするでもなく平和で美しい時間をすごしました。このグループのキャラクターとても好き。

チームとしてMBAの2年を通して達成したい目標は4つ。

- Form lifelong friendship.
- Support each other in achieving personal and professional goals.
- Learn how to be good leaders and team player

- Have fun!! :)

とにかくメンバーの事が家族のように大好きになった1日でした。

これから彼らと一緒に色々なMBAの授業課題をこなしていくのがとっても楽しみです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?