なぜ猫も杓子もミレニアルなのか?〜会社が社員に合わせる時代〜

なかなかブログのアップが遅れがちな今日この頃、みなさまいかがお過ごしでにゃぁ。

MBAの授業が始まりあっという間に2カ月が経ってしまいました。
いやぁ。。。光陰矢の如しすぎて、やらなきゃいけない事全然できてません。
毎日やりたいことと、やらなきゃいけない事のバランスを取りながら何とか呼吸してる感じです。

とはいえ、出来るだけ授業以外の情報収集の機会を持つようにしているのですが、都合の良いことにMBAでは「色んな会社の偉い人が来て今注目のトピックについて話します」みたいな機会が沢山あるので講義の合間を縫って面白そうな人のセッションにちょいちょい顔を出しています。

そこで出てくるトピックの中で特にホットなものがいくつかあるのですが、人事系の話になると必ず出てくるのがミレニアル世代とジェネレーションZです。

詳細の説明は省きますが、要は以下の年代に生まれたデジタルネイティブ世代です。
ミレニアル世代(Generation Y(Y 世代)) = 1980 – 95 年ごろの生まれ
ジェネレーションZ世代(Generation Z(Z 世代)) = 1995 年以降の生まれ

彼らは自分らしさを活かして仕事する。とか、ワークライフバランスが整っているのが重要。とか。そういう価値観で生きているので、従来の世代が重視していた「大企業で上に行く。そのために色々我慢する。」という様な価値観はもっていないそうです。

「この世代の優秀な人材をいかに引き付けて企業内にリテインするのか」と言うテーマは本当に大きな課題として捉えられており、「これに何かしらの解を見いだせないと、10年後自社はもう残っていないだろう。」と、切迫感を持っている企業はかなり多く、「どうやったらミレニアル以下の優秀人材をを惹きつけ続けられるのか」というトピックがとても注目を集めています。

結構驚いたのは、一流企業と言われるような有名企業が「いかに彼らに好かれるか」という、したてな対応を模索している点です。
売り手市場ってこういう事なんですかね。

例えば、先日キャンパスに来ていたマッキンゼーのイギリスのパートナー。
彼は性的マイノリティーなのですが、自分らしく生きることをマッキンゼーがいかにサポートしてくれているか、だから皆もマッキンゼーで自分らしく生きましょう。というのを何度も繰り返しアピールしていました。
(マッキンゼーで働いていた友人から聞く業務実態とは違うイメージでしたが、コンサル勤務の友人から労働時間的に働きやすくなってきたという話をよく聞くので、かわっているのかもしれませんね…)

いずれにせよ、マッキンゼーのような優秀人材の心をくすぐるブランドを持つ企業が、さらに「自分らしく生きる」みたいなテーマをかぶせてきたら、日系の大企業で発信するメッセージをそこまでドラスティックに変更しづらい組織は、これから結構つらいかもなぁ。というのが正直な感想です。

余談。
因みに、サムネイル画像はコンサル各社がMBAの学生に配る貢物です。
学生に与えられるポストの中にいつの間にか配布されていて、連日、色んなグッズを頂いておりますw。
今までで一番イケてたのはATカーニーのタンブラー。底に吸盤が付いていて、机の上で誤って倒しそうになっても、引っ付いて倒れない。
こういうガジェット大好きです。

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