男性も知っておくべき悪露や乳腺炎のこと
Twitterで少し話題になっていて、「そういえば悪露のこととかって男性知らない事が多いよね、実際ほとんど副読本にも書いてないし」という話を妻としていた。
確かに言葉自体はたぶん子が生まれるまで知らなかったけど、いつ覚えたんだろうと自分でもわからない。でも一人目のときに、妻が産後に大量に出血した記憶があるので、産後は極力動いちゃいけない、ということは理解していた。
実際、ちょっと調べてみたけれど、悪露について記述している父子手帳(男性向けのハンドブック)はほとんどなかった。産後うつについての記述はほとんどあるものの、生理的なことに触れているものが殆どない。
言葉は知らなくても、そういうことがある、母体の回復には時間がかかる、ということだけでも知っておいたほうがいい。妊娠中も産後も知っておくべきことはたくさんあって大変だけど、そのたくさんの知識を吸収するのは女性だけでなく男性も同じようにすべきだ。イチから妻が説明しなきゃいけないのは端的にストレスだろうから。
そんな話をしていたら、夜中に寒気がする、と突然妻がいい、どうやら乳腺炎になっていた。乳腺炎のことも、知識としては理解はしていたけれど、こんな急に発熱して寒気がくるものなんだ、とはわからなくて結局慌ててしまった。妊娠時にもらっていたカロナールが残っていてよかった。
心もとないので、カロナールの代用になる市販薬を買いに出かけた。アセトアミノフェン以外の成分の少ないこの薬は服薬しても影響が少ないため、感染症ワクチンの発熱対策のために、かなり品薄になっているとのことだった。いくつかドラッグストアを回ってようやく見つけた。
わたしも今回はじめて知ったこともたくさんあったし、やっぱり近くの助産院にも相談したりしてようやく安心できた出来事だった。
赤ちゃんの発達やメンタルケアもたしかに重要だけど、そもそもの母体の健康についてももっと知っておくべきだし、積極的に男性が自ら情報を取っていかないといけないし、男性がそういう情報にアクセスしやすいように整えていくべきだと思う。
いまは調べればすぐにそういう情報にたどり着くけれど、意識的に調べさせる仕組みが産前産後の期間にできたらいいな。互いに同じ知識を持って共通言語で話せたほうが、いざというときやトラブルが起きたときに慌てなくて済むし、スムーズに育児ができるから。
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