瀬尾夏美 「声の地層: 災禍と痛みを語ること」
ツアーが終わり、11月に瀬尾夏美さんから届いていた新刊「声の地層: 災禍と痛みを語ること」をようやく読むことができた。
能登半島地震の渦中にある今、ぜひ手に取って頂きたいことと、内容が素晴らしくて140文字では足りないので、微力ながらこちらに書評めいたものを残しておきます。
瀬尾夏美さんとは2011年、東日本大震災の年に、東北で出会った。
彼女は、創作上のパートナーで学校の同級生でもある映像作家の小森はるかさんと二人で、僕の目の前に現れた。
おそらくそれは演奏現場だったと思