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長州島の饅頭祭り

2008年5月の出来事です。
まんじゅう祭りで有名な「長州島」に行ってきました。

香港には香港島の他にも、たくさんの離島があります。
今日はその中の一つ、「長州島」に行ってきました。
セントラルから高速フェリーにて30分。22HKD。

離島に行くのが初めてなので、事前にチケットを買っておこうと思い、昨日セントラルへ行く用事があったのでフェリー乗り場を見に行ってきました。
日常の交通手段はすべて陸地のもので育った私にとって、フェリーというのは非日常の交通手段です。

どうやってチケットを買うんだろう、とドキドキしながら向かった先には驚きの光景が広がっていました。
なんと、みなさん、他の交通機関を使うのと同じようにオクトパス(香港の交通系ICカード)をピッとかざして通り過ぎていきます。

香港人にとっては、船も日常の交通機関に過ぎないのですね。
「離島に住んで、船で通勤する」は特別ではないそうです。

「長州島」は車も走っていないほどの小さな島ですが、気軽に行ける場所ということで、週末になると若者たちがデートのために押し寄せるのだとか。

しかも今は「饅頭祭り」が開催中。
メインは明日の夜中に開催される、饅頭の塔に登っての饅頭争奪戦です。
そのため、香港島のフェリー乗り場には『饅頭祭り開催のため、明日の午後は非常に混み合います。増便して対応にあたる予定ですが、ご不便をおかけすることをご了承ください』みたいな張り紙が貼ってありました。

いざ、長州島へ

香港島の西の端

長州島は香港島よりも南西に位置しているので、フェリーから香港島の西の端を見ることができました。

高速船

どこへ行く船なのかな?
乗っているフェリーから、何隻もの船を見ました。

たくさんの船

長州島の近くにも離島がいくつかあるので、船だらけです。

長州島に上陸

長州島の様子

フェリーを降りると、旗だらけ。お祭り用なのかな?
そして「宿泊用海の家」のブースが並び、客引きをしていましたが、私たちは日帰りなので、スルー。

長州島名物の饅頭

お茶屋さんのお饅頭

ご飯を食べたかった私と、まずは島全体を歩きたかった家族。
家族の「『一回』端まで歩いてからにしよう」という提案を「レストランを全部見てから、どこにするか決めよう」という意味に受け取った私は、プラプラ見ながら着いていきました。

目抜き通りに並んでいるお店では、どこもかしこも「饅頭グッズ」だらけ。
「饅頭クッション」に「饅頭はんこ」に「饅頭ポーチ」とか、とにかく沢山。

そんな中、お茶屋さんでお饅頭を蒸しているのを発見!
1つ6HKD。中身はこしあん。美味しかったぁ。
お茶屋さんのおじちゃんが、写真を撮りやすいようにポージングしてくれました。
ちなみに「饅頭祭り」で登る塔にもこの饅頭がくっついているそうです。

饅頭の塔

饅頭争奪戦用の塔

これが、明日のメインイベント「饅頭争奪戦」の塔です。

他にもいくつか塔がありました。

饅頭の塔その2
饅頭の塔その2 表側

大きな塔だけでなく、小さな塔もありました。

小さな饅頭の塔
塔に取り付けられている饅頭たち

こうやって饅頭がびっしりと取り付けられているので、全体が「饅頭」の塔になっています。

北眺亭へ

結局、この饅頭の塔がある広場に入って廟を見学した後、どんどんと坂を上って「北眺亭」という高台の場所まで行くことに。
途中老人ホームが有ったけど、こんなに坂が多い&車の無い島で暮らすのは大変だろうなぁ。と思ってしまいました。

北眺亭より

「北眺亭」から撮った写真。
写真中央より少し右寄りに赤い点が3つ見える場所が、饅頭の塔がある広場です。
ぷらぷら気分で歩いていた私には、途中からキツかった。。。

ご飯とお買い物の後、帰途へ

この後下山して目抜き通りへ戻りながら、またぷらぷらぷらぷら。
途中でトイレを見つけたので、手を洗いに入りました。
長州島は公衆トイレが結構あって、しかもきれいに保たれていました。
きれいなトイレを使えるのはうれしい!

ご飯を食べて、少しお買い物をして帰途へつきました。

帰りは普通の船だったけど、それでも50分ほどで香港島に着きました。
私は船内で大爆睡をしていた為、時間は全く気にならず。

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