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【珍蔵旧プーアール茶】

2008年4月の出来事です。

香港ドルに対する止まらない人民元高を受け、茶葉の値上げがされる前に購入した「珍蔵舊普洱」。
いつもなら15%割引のところ、皆でまとめて購入という形になったため、20%引きで購入。100g176HKD(元値は220$)

1煎目から癖が無く、甘く飲むことができたから購入した茶葉です。
20数年物の生普洱、つまり老茶の分類に入ります。

乾燥茶葉を見た時は「え?熟茶?」と思った上、洗茶をした時に少し霉味を感じた為、淹れ方がまずいのかと心配になってしまいました。

珍蔵旧普洱 乾燥茶葉

そして、3煎目の茶水の色を見て、さらに心配。本当に生老茶???

珍蔵旧普洱茶水色

↑左が2煎目、右が3煎目。
でも、飲んでみると熟茶のこってり感はないので、やっぱり生茶だな。


若い生茶(5年以内の物)だとまだまだ緑茶の主張が有って、1煎目(2煎目)に上手く形容できないけど、ちょっと薬品ぽい味を一瞬感じることが有るけど、老茶にはそれが無い。
ただ、ちょっと霉味を感じた。

それから熟茶のこってりした甘さとは違うけど、まろやかな甘味を感じられる。

自分で老茶を淹れて、じっくりと観察をしてみて、「熟茶」が発明された理由を知識だけでなく体感できた気がする。

何十年も寝かせたこの味を飲みたいと思っても、手間がかかるし、何よりも高価になってしまう。
だから、渥堆をして「似せた」味を作りだそうと発明したんじゃないのかな?

熟茶だって、5年くらい経てばまろやかになるし、淹れ方を工夫すれば霉味を感じさせずにいただくことができるもんね。

それにしても美味しい!
今日は蓋碗でいただいているけど、普洱茶壷で淹れたらどんな味になるかしら?

早く飲み比べをしてみたいな

茶殻画像↓

珍蔵旧普洱茶殻

茶葉大き目&茎も太い。
樹齢の高い樹で作っているんだろうなぁ。

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