私の中のHSP気質な部分。

note の自己紹介部分に「HSP」と自身を紹介されている方を見かけてはいたものの、実際にどんな特性があるのかまでは理解していなかった私。

だけど、フォローさせてもらっている複数名の方もこの話題を出してくることが多かった最近。

先日、西尾克洋さん主催の「面白い記事をゆるく上げていくマガジン」メンバーによる StandFM 配信でも HSP についてのお話があったので、私自身はどうなのかと思い、HSP について調べてみました。



HSPとは(Highly Sensitive Person)の略で生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味だそうです。

生まれつきの特性として

①深く情報を処理する
②過剰な刺激を受けやすい
③共感しやすい
④心の境界線が薄い・もろい
⑤疲れやすい
⑥自己否定が強い

があげられるそうです。

また、以下のチェックシートで12個以上に該当した場合はHSPの気質があるとされますが、当てはまるものが1つか2つしかなくてもその度合いが極端に強い場合は、HSPの気質があるとされるとのこと。

1:自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
2:他人の気分に左右される
3:痛みにとても敏感である
4:忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
5:カフェインに敏感に反応する
6:明るい光や強いにおい、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
7:豊かな想像力を持ち、空想にふけりやすい
8:騒音に悩まされやすい
9:美術や音楽に深く心動かされる
10:とても良心的である
11:すぐにびっくりする
12:短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
13:人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(例えば電灯の明るさを調節する、席を替えるなど)
14:一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
15:ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
16:暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
17:あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり神経がたかぶる
18:空腹になると集中できない、とか気分が悪くなる、といった強い反応が起こる
19:生活に変化があると混乱する
20:デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
21:動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
22:仕事をする時、競争させられたり観察されていると緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
23:子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた

HSPセルフチェックシート by マドレクリニックホームページより


この中で私に当てはまるとしたら
2:他人の気分に左右される
14:一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
15:ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける

なのですが、これって多くの人に当てはまりませんか?

同じ空間内に不機嫌な他人がいたらイヤだし、自分のペースを乱されるの好きな人います?
忘れ物しないように気をつけるのは、日本の義務教育受けていたら身につけさせられる習慣だし。

それから「自己否定が強い」のは生まれつきじゃなくて育った環境にも左右される。

別にこのシートを否定するわけではありません。
今まで生きづらさを感じていた人が、自分自身が HSP 気質なんだと分かることで対処法を講じることができるようになるし、他人に自分の特性を伝えることができていろいろなことがスムーズに運ぶようになって良いと思います。


だけど、私みたいに強くは当てはまらずともいくつかの事項にかする方、いらっしゃらないかしら?

つまり、多かれ少なかれみんなが HSP 気質は持っている。
と思ったのです。

更に思ったのが、HSP 気質を持っていても学校なり会社なり、社会の中でもまれる中でなんとか気質をカバーして対応できるように訓練を積んでいる人が多いのではないか?ということ。

今のこども達が大人になる頃に社会がどうなっているのかはわからないけれど、少なくとも私が小中高校生時代は「みんなと同じように」と育てられました。

大学は自由を感じたけれど、就職活動では「特別な何か」を求められるくせに社会に出たらまた「普通」を求められる。

多くの人がこの理不尽に対応しながら社会人生活を送っているのが今の日本。

日本のこのやり方に合わない方は、海外に出るかつぶれてしまうかの2択。


私は多くの日本人が当てはまる【普通】と言われる感覚とは少しずれた感性があるみたいなので、昔から「普通と違う」と言われることが多くて「みんなと同じにしなくちゃいけない。だけど、その感覚が分からない」と苦しいことがありました。

そしてこれを言われるのは年上の方たちから。

価値観の相違なんじゃないのか?とも思うのですが、私の感性はどちらかと言えば自分より下の世代の子たちに近いです。

下の世代は「人と違って当たり前」と強気で生きているのに対して、私は上の世代からいろいろ言われているので自己肯定感も低く、人の顔色ばかりうかがってしまうようになりました。

だから、今のこどもたちが「個性を認めよう」と教育されているのがとてもうらやましい。

今の私が自己肯定感高くいられるようになったのは、こどもという最強の心のよりどころを得ているから。

私は可能な限り、こどもの個性を尊重したいと思って接しています。
友達。きょうだい。いとこ。
それぞれ近い間柄であろうと、人は人。あなたはあなた。
比べる必要なんて無いし、あなたの得意なところを伸ばし、苦手なところは最低限のレベルまではもっていけるようにしよう。

母はいつだってあなたの味方でいたいと思っているよ。

悪いところばかり指摘されると、どんどん自信を失ってしまうことは私自身が身をもって知っている。
だから、自分のこどもだけでなく、よその子だって良いところを見つけて褒めたい。

褒められて自信がついたら、プラスのサイクルが回り始めるでしょ?

もちろん、やっちゃいけないこと、危ないことをしたら叱るよ。
叱るけど、ちゃんとその理由も説明するよ。

だけど、人間は多面体。
悪いところだけではできていない。
だから良いところを探したいんだ。


ということで、私の中にも HSP 気質はある。

だけど、経験や訓練でカバーしているのと、環境によって変わったこと。

「逃げる」という選択肢を持って良いと知っていて、それが可能な環境に身を置けているから強くは出ていないで済んでいる。

なのだと思う。


今のところ、私のこども達が生きづらさを感じているそぶりは見えない。

だけど、きっとこども達だって多少なりとも気質は持っているだろう。

だから、もし今後気質が強く出てきて生きづらくなるようなら、私は環境を整えることに全力を注ぎたい。

たとえその行動が誰かから批判を受けようとも、こどもの心を守れるなら私は矢面に立って全力で守ってやる😤

母親の底力、なめんなよー!


ごめんなさい。
話が飛んでしまったし、言葉遣いも悪くなってしまいました。


ご自身が HSP 気質を強く持っていると自覚して、うまく対応しながら生きていらっしゃる方もいる世の中。

今、生きづらさを感じている方が、環境を変えたら少しでも楽になれる人が増えますように。

サポートいただきありがとうございます。 いただいたサポートでお茶を買いに行き、記事にさせていただきます😆