見出し画像

女子高生とおじさんが固く握手した理由

先週さぼてん主婦さんとアークンさんが、電車での面白話をアップされていました。
しかも、複数記事を示し合わせたかのように連日(笑)

★さぼてん主婦さんの記事★


★アークンさんの記事★


2人のかけあいも面白いので、是非コメント欄まで見てください!

で、さぼてん主婦さんの記事に私がコメントした際に、私にも1本記事が書けるだけのネタがあることが判明したので、記事にしてみました。


私は日本では関東地方にしか暮らしたことがありません。
というか、首都圏内。(23区内&その近辺の県内)
実家も大学も、就職後家を出て自分で居住地を選ぶときも全部首都圏内。

そして移動手段のメインは電車。

実家も自分で選ぶ家も駅からは徒歩というのが当たり前の環境で育っているので、バスは乗りこなせません😫

なので、電車は「人がたくさん乗っているのが当たり前」でした。

首都圏と言えば、どこの路線も通勤・通学の時間は満員電車。
ただし、乗ったら目的地までずーっと人が入れ替わらないわけではなく、人が流れるポイントがいくつか有ります。

私が高校生の時に使っていた路線もそうでした。

ターミナル駅へ向かっての上り線なのですが、私が乗る駅へ着いた時点ですでに満員電車。
そこに頑張って乗り込み、駅に着くごとに新鮮な空気が入ってくるのを待ち望む。
沿線上にはいくつかの学校があるため、着ている制服で「〇〇駅であそこのポジションが空く」というのが分かります。

私が乗る駅から高校の最寄り駅までは6つの駅が有りました。
乗ってから3つ目までは大した人の流れはなく、ただ人が増えていくのみ。

4つ目の駅は同じく上り線だけど始発電車が出る駅なので、そちらへ乗り換える人が一定数いるため、出口に向かって人の流れができます。

この時にこの流れに飲み込まれてしまうと、一度電車の外に排出されてしまいます。
その後また乗り込むのですが、排出されてから扉の近くで待機しているために乗り込むのは最初。
そして乗り込んだ直後にまたギュウギュウと押されて奥へと追いやられます😵‍💫

追いやられる際にもどちらへ向かうかはもうその時の運次第。
その時の流れで座席側へ抜けられるか、はたまたドアとドアの間のスペースで立ち往生となるか。

まぁ、どちらへ向かっても混んでいるのですが、座席側であれば、駅に着くたびに排出される率は圧倒的に低い。

5つ目の駅は他の路線との乗り換え駅。
ここで人が多く動くので、人が降りた後は人口密度が減って空気が濃くなります。
が、それもつかの間。
降りた分を埋めようとするかのごとく、また大勢の人が乗ってくるのです😭

6つ目の駅は高校が2つあるものの、私が乗る電車ではあまり生徒たちと遭遇しませんでした。
車両が違ったのかな?
それから、今はどうか分かりませんが当時は「通勤快速」が有って、「通勤快速」に乗ると、この駅は停まりませんでした。

なので「通勤快速」に乗ってしまうと、2駅空気が滞っていましたね😅

そんなこんなで7つ目。やっと私の高校の最寄駅!
この駅は別の路線の乗り入れ始発駅でもあるため、ここから乗る電車を間違えると行き先が変わってきてしまいます。
なので、降りる人も多い駅でした。

私はその人の流れを利用して降りていたのですが、自力でスムーズに出られるのはまれ。
ほとんどが押し出されて排出される。
または、人波に溺れそうになりながらホームへ打ち上げられる。
でした。

それでも、降りられるだけマシです。

「降ります!」と声を上げ、人混みを一生懸命かき分けて出口まで近づいたのに、【離岸流】🌊のような乗り込んでくる人波に押し戻されて降りられずにドアが閉まり、隣駅まで連れて行かれた経験もあるので。

隣駅から戻る時は下り線。
余裕で座れるスッカスカの車内。
上り線の戦場とは全くの別世界。
快適な車内のはずが、降りられずに隣駅まで連れて行かれたという敗北感でいっぱいだった高校生の私にはとても居心地が悪いものでした。


長々と当時の状況を書いてきたので、ここで要点をお伝えします。

高校の最寄り駅は人の流れがあるから降りやすいけれど、その流れに乗れないと押し戻されて降りれない。


長々と書いてきたのに、重要なのはこの点だけです。
すみません。

では、表題回収をいたします。

その日、高校生の私は降りようとして出口付近まで何とか進み、あと一歩のところまで到達しました。

が、その時【離岸流】🌊が発生。

つまり、乗ってくる人の波に飲み込まれてしまったのです。

【離岸流】🌊に抵抗しながら出口付近でふんばるも、絶え間ない人波に押し戻される私。

最後の抵抗とばかりに片手だけでも「降りたい」アピールで人混みを縫って手を伸ばしてアップアップしていました。

だけど、出られなくてまた隣駅まで連れて行かれてしまうのか、と悔しく思った時、誰かがホーム側から私の手をぐっと握って外へ引っ張り出してくれたのです。

効果音があったなら「スポッ」という音とともに人混みの中から抜け出し、気が付いたら私はホームに立っていました。

誰が引っ張ってくれたのかは分かりません。
だけど、感覚的に「おじさんが引っ張ってくれた」と感じました。

車外から見たらとってもシュールな図だったことと思います。

人混みの中から制服を着た腕だけが出て蠢いている。。。

哀れに思って引っ張り出してくれたのでしょうが、顔すら見ることができず、お礼も言えないまま。

通学電車内でのおじさんと言えば、タバコくさいし痴漢してくるしで天敵でしたが、助けてくれる良いおじさんもいたのです。

電車内には若い男性もいたはずだろうに、私の記憶に残っているのはおじさんだらけ。

高校生から見たスーツを着た男性はほとんどがおじさんに見えていたのか、はたまた立地的な要因なのか(私の実家はベッドタウンでした。)は分かりません。

あの時の誰かさん、本当にありがとうございました🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

これが、【女子高生とおじさんが固く握手した理由】です。

サポートいただきありがとうございます。 いただいたサポートでお茶を買いに行き、記事にさせていただきます😆