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ちっちゃな頃からチョロガキで

 チョロガキ……チョロチョロして落ち着きがなく、目を離していなくても怪我をこさえる子どものこと。

幼少時

  • 服屋にて。商品のかかったハンガーラックによじ登りもろとも転倒。駆けつけた店員と母がおろおろする中、ラックと床に挟まれてポカンと天井を見上げていた。多分全く痛くなかったしびっくりしすぎて思考停止していた。

  • 近所の児童館にて。立てかけてあった進入防止の杭(?)を、母の制止も聞かず持ち上げようとするも重くて失敗。転がった杭と壁の間に指を挟み、見たことがないほど紫に変色した自分の手を見てギャン泣きする(骨折はしていなかった。変色は内出血によるもの)。

  • 同じ児童館にて。停めてあった母のママチャリによじ登る。荷台についていた子ども用座席に無事着席するも、当然飛んできた母に叱られる。

  • 自宅にて。カッターの刃を指に押しあてて「あれ? 切れない!」と喜んだ矢先、刃を縦に動かして見事出血。母に「馬鹿」と言われた気がする。刃物は動かすことで切れるのだと身をもって知った。

小学生

  • 自宅にて。湯ぎり前の○ヤングをひっくり返し、内腿に結構大きい火傷を負う。ぐじゅぐじゅになって大変だった。因みにペヤン○は自分で用意していた。

  • 習い事にて。変な避け方をして相手の攻めを防具の無い場所に受け続けた結果、そこに葉牡丹がごとき色鮮やかな痣を咲かせる。ちゃんと受けていれば防具に当たって何事もなかったのだが。

  • 学校にて。作った油粘土の作品を、粘土板に叩きつけて粘土の塊に戻す作業中。粘土が手から滑り、勢いそのまま指だけ粘土板に叩きつけ剥離骨折。生まれて初めての骨折。通院中の楽しみは待合室に置いてあった『あずみマンマ・ミーア』と普段読まない漫画雑誌。

  • 運動会にて。競技中に同級生と接触し、自分の眼鏡のツルで目の下に三日月型の傷が出来る。その種目で自チームが一位だったので、「名誉の負傷」と喜んでいた。

  • 別の年の運動会にて。競技中膝をついた状態で引きずられたため、両膝が血まみれになる。未だにうっすら痕が残っているのは、治りかけの瘡蓋をぺりぺり剥がしていたから。

中学生

  • 交通事故(被害者)。学校の行事帰りだったため、学校を巻き込んだ。これで我が家は母以外全員交通事故に遭ったことになった。私はほぼ無傷だったが、自転車がお釈迦になった。

大学生

  • バイト先にて。スライサーで自分の親指の一部をスライス。未だに痕が残っている。これ以来、スライサーを使うのがやや怖い。


 未だに小さい怪我が絶えないので、チョロガキの魂も百までということか。自損事故ならいいけれど、他の人を巻き込まないように気を付けたい。

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