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指輪の物語を知りたい!

私は note 以外のSNSとは距離を置いています。
以前、Facebook・Instagram や Twitter を短期間トライしてみたのですが、今はInstagram → 気になる美術館情報と親族の発信を見るだけ、
Facebook・Twitter →  ほぼ見ていません。

実はこの noteも…自分の投稿のために利用させていただいております。
もちろん、
① フォローしている方の記事
② 私の記事に「スキ」や「コメント」してくれた方の記事
はしっかり読ませていただくのですが、それだけで結構な時間がかかってしまうため、それ以外の方の記事は読めていません💦。
なのでフォローする人を増やすことは…難しいのです。すみません。

そういえば 最近はテレビもあまり観なくなりました。気になる番組は録画してまとめて観るのですが、普段は、テレビ好きの旦那さんが見ているテレビの音をそばで聞いている程度です。
SNS、テレビやインターネットを上手く活用されているみなさん!。お忙しいと思うのに、どんな風に時間を使われているのかしら?

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という流れ(?)で、実は YouTube もほぼ利用していません。
なんとも時代から取り残されています。
世の中の情報を全く取り入れなくなった私は大丈夫でしょうか(笑)。

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ちょっと不安になって 久しぶりに覗いた YouTube で、見つけました。とても興味深い<指輪の世界>を!。
お話は国立西洋美術館の主任研究員・飯塚隆先生。

いやぁ〜。面白かったです。私の目の前に新たな世界が拓けてきました。
今日は、国立西洋美術館のYouTubeから、魅惑の「指輪の物語」について少しだけ投稿させてください(画像は、YouTubeから撮らせていただきました)。

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国立西洋美術館が所蔵する指輪は、橋本貫志氏から2012年に寄贈されたもので “橋本コレクション” と呼ばれているそうです。その数、なんと760点!
2014年には<橋本コレクション展>も開催されたのですね。全く知りませんでした(涙)。

国立西洋美術館・コレクション紹介動画より

うわーーっ、古代エジプトから20世紀まで蒐集された指輪は時代もエリアも幅広いのですねぇ。どれも魅力的な指輪、素敵なコレクションです。

そして、「指輪」ってアートなんですね。

国立西洋美術館・コレクション紹介動画より

左から『チャールズ1世の肖像画』(絵画)、
『サン・ピエトロ大聖堂』(モザイク)、
『犠牲式』(浮彫)、
『庭先の風景』(彫刻)。
指輪って、本当に芸術の縮図なのです。

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ひとつ一つの指輪も面白い!例えばこちら。

国立西洋美術館・コレクション紹介動画より

この指輪は印章になっており、中央部分にはなんとヒエログリフでファラオの名前が彫られているそうです。実用的なのに、かっこいい!

そしてこちらも。

国立西洋美術館・コレクション紹介動画より

ラピスラズリが美しいこの古代ギリシャの指輪は、戦車競技で「青」をチームカラーとしていたチームのファンが身につけていたとか…。緑や赤、白の戦車チームを応援するファンたちが身につけていた指輪も見てみたいです。

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指輪の「来歴(所有者)」もまた興味深いのです。
こちらの指輪は『アントン・ラファエル・メングスの肖像画』なのですが、その裏には来歴が彫り込まれています。

国立西洋美術館・コレクション紹介動画より

指輪の持ち主は、
① メングス(肖像画の本人)
→ ② トーマス・ローレンス(イギリスの肖像画家
 … ロンドン・ナショナル・ギャラリー展で彼の作品を観た時に、少し資料を調べて記事を投稿したことがあります!
→ ③ ブロクサム(学者)
→ ④ ウィリアム・ホルマン・ハント(ラファエル前派の画家
そして
→ ⑤ 橋本貫志氏から → ⑥ 国立西洋美術館へ。
250年に渡っていろいろな物語・人間模様を見てきたこの指輪。不思議な力を秘めているに違いありません。『指輪物語』ではないですが、私にも小説が書けるかしら?。

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最後に、国立西洋美術館の絵画コレクションとのつながり。

国立西洋美術館・コレクション紹介動画より

左の指輪の制作者は、なんとジョルジュ・ブラック。そういえば、指輪に浮かびあがる女性の横顔は、以前観たブラックの『鳥』のようなフォルムをしています。
そして彼の絵画『静物』(画像・右)は、常設展で何度も観ていましたよ!

うわーっ!ここまで来たらクラクラしてきました。<指輪の世界>!もっともっと知りたくなりました。
国立西洋美術館の常設展に行ったとき、いつも素通りしていた指輪コーナー。次回は絶対にガラスケースに張り付いてしっかり観てきますからね!。
飯塚先生、ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします!

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こんなに興味を掻き立ててくれた YouTube、恐るべし。
自分に必要な情報をうまくキャッチするためにも、SNSやテレビ、インターネットなどをうまく活用すべきなのかも…。ときどき覗いてみることにします。

<終わり>

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