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ルーブル美術館でオペラ⁈

≪ パリ滞在記・その28 ≫
 〜Palais Garnier オペラ座(パレ・ガルニエ)・① 〜

シャガールが描いた天井画を見るために、オペラ座(パレ・ガルニエ)に行ってきました。
16日前 空港からバスでパリに到着し、最初の記念撮影はこの建物の前でした。
後で写真を見ると、期せずして 設計者のガルニエ像が撮れていました ✌︎

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「やっと来ましたよ!」と、荘厳な建物にご挨拶。
正面ファザードの上部<ACADÉMIE NATIONALE DE MUSIQUE>の文字の下に並ぶ、偉大なる音楽家たちの胸像。左から3人目がベートーヴェン、4人目がモーツァルトであるということは、後から知りました😅

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さて、パレ・ガルニエについて少し。
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パリ国立オペラの公演会場の一つである「オペラ座」(l’Opera) の劇場は、現在のガルニエ宮(Palais Garnier) で13代目。
ルイ14世の許可により「音楽アカデミー」が出来てから、ルーブル宮(ルーブル美術館)の中でオペラ公演が行われたこともあるそうです。きゃーっ、素晴らしい!
歴代の「オペラ座」劇場周辺でナポレオン1世が、また3世も爆弾に見舞われる事件を経て、新「オペラ座」の建設計画が進みました。
ナポレオン3世が打ち出した大規模なパリの都市改造計画の一つとして、設計の一般公募により36歳のシャルル・ガルニエの案が採用された のは有名な話らしいです。
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建物の中に入ると、最初に怪しげなピンクの照明スペースがありました。

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旅のパートナーと「なに?」と少しソワソワしながら先に進みました。
そこに現れたのは大階段。

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天まで届くかのような高い天井やドッシリした大理石、まばゆい✨装飾を見回しながら「うおぉ〜っ!」と。

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思わず発した声が30mある吹き抜けの天井にまで響き渡るような空間です。
明治維新のころ建設されたこの建物すべてが、オペラという非現実の世界に観客を導き、楽しませるための舞台装置になっているような気がします。
それは豪華で煌びやか、幻想的でありつつも、観客がその世界にスッと入り込めるよう現実とかけ離れすぎない演出。全ての権力を手にしたルイ14世時代のヴェルサイユ宮殿に通じる壮麗さを感じることができます。

少し違和感があったのは階段に飾られた金色のタイヤ型をした「オペラグラス??」。

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後で調べると、入口のピンクの照明や2つの黄金のタイヤは、2019年のオペラ座創立350周年 + オペラ・バスティーユ完成30周年の記念事業として作られたものだそうです。2020年にはなくなっているはずなのですね、良かったです☺️(←個人的感想です)。
オペラ座の魅力については次回②につづく。
・     <その28>おわり

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