エッセイ『チベット仏教』

最近チベット仏教にハマってまして。

て言うとなんか怪しい雰囲気あるんですが全然そんな事なく。

あるとき友人が勧めてくれたんですこの本。



これを薦めてくれた友人がまたすごくて。

厳密に言えば友人夫婦。

お二人そろって人格者すぎて、まだ二回しかお会いした事ないですが本当に学びが多いのです。

一言一言がやわらかくて、でも心にずっしりと残る重みのある言葉。

結局人間は幸せになるために生まれてきたよね、という話をしてる中でこのチベット仏教の本を勧めてくれました。

私はもともと勧めていただいた本はその場でAmazonでポチるので、こちらもすぐさまポチッと。

数日後届きまして読み始めたらまぁなんと学びが深い事深い事。

チベット仏教って聞き慣れないし遠い世界の話な感じがしますが、要は言ってる事は日本の仏教やキリスト教と同じ。

なんならビジネスで成功してる方々がよく言う言葉とも同じ。

人に優しくしましょうとか。
感謝の心を持ちましょうとか。
人に幸せを分け与えましょうとか。

そういう人間の根本的な部分、なんでそうしなきゃいけないのか?というところがこの本に詳しく書かれています。

人に嫌な事をされてもイライラしちゃだめ。
イライラしたらその記憶が心に鮮明に残って、また同じ事が起きるから。

この現象は科学的にも証明されてるので、量子力学とか引き寄せの法則とかにもつながってくる訳ですが。

私は小さい頃から家族が倫理研究所に入ってたり、実家のトイレには相田みつをさんや斎藤一人さんの名言集を貼ってたり、中学高校も浄土真宗の学校だったりしたので、こうした精神論の話は偏見とか怪しさとか一切なく聞く事ができます。

むしろ好きですねこういうの。

結局人間とは?
幸せとは?
何のために生まれてきたの?
みたいなところに答えを見出せるというか。

それが実際自分の中で救いになってきた訳で。

ビジネスの成功法則だけじゃなく、こうした精神世界の話も知っておくとよりトラブルや理不尽な事にも冷静に対応できるんじゃないかなと。

物事って全部”偶然”起きる訳じゃないんです。

すべてに理由があります。

たとえば仕事で急いでいるときに限って電車が遅れてるとか渋滞にハマるとか。

外出した瞬間雨が降るとか。

そういう天災的なことも実はすべて理由があってあなたの身にふりかかってきているのです。

どこかでほんの少しだけ違っていれば渋滞にハマる事はなかったかもしれない。

他にも、
なぜ正直者がバカを見ると言われているのか?
なぜ自分より遅いスピードで歩いている人にイライラしてしまうのか?
そうしたネガティブな事もちゃんと理由があって起きています。

逆を言うと、運が良い人、幸せな人にもちゃんと幸せになる理由がある。

ちゃんと法則にそって生きてるから。

だからどうしたら幸せになれるかも分かってくる。

そのあたりがこの本に詳しく書かれていました。

著者のマイケル・ローチさんはダイヤモンド業界にいる方なので、ダイヤモンドの美しさや希少さも知れて楽しいです。

そして瞑想の大切さも教えてくれます。

私はこれまでしっかり瞑想した事がなかったのですが、しっかり瞑想の時間をとって集中して自分と向き合っていきたいと思いました。

という事で早速実践してます。

10分〜15分ほど。

本当は早朝にやるといいかもなのですが、睡眠欲にオール惨敗してるので、夜お風呂上がりにしてます。

部屋の隅に座って目閉じて呼吸に集中します。

このとき気を付けるのは2点だけ。

・呼吸を意識する
・背筋を伸ばす

鼻の付け根に感覚を集中させ、入ってくる冷たい空気と、出ていく温かい空気を感じると、お腹が呼吸に合わせて動いているのに気付きます。

それに合わせて各臓器も動いている事、特に心臓が脈打っている事、血液が実は水道のような音を立てながら血管の中を進んでいる事などに気付きます。

お寺か森の奥でも行かない限り完全に無音の状態で瞑想をするのは難しいですが、それでもエアコンの音や外を走る車の音が気にならないくらい自分の”内”に入っていく事ができます。

そしてその日の自分の行動を振り返ります。

本当は良かった行動、悪かった行動振り返るのがいいのですが、私はただ感謝の言葉を心の中で唱えるだけにしてます。

ほんとざっくり「あーまじありがとー」みたいな。

まだまだ私レベルでの話なので、極めたらもっとすごいと思うのですが、これだけでもとてもすごい経験をしていると感じます。

という事で今週末は仕事仲間の方に教えていただいた、日本に唯一あるチベット仏教のお寺に行ってこようと思います(名古屋の守山区にあるらしい)

チベット最古の寺院であるジョカン寺が正式に認めた、日本でただ一つの寺院みたいです。わくわく。

こうしてまた一つ新たな世界を知れるのが楽しくて仕方ないのです。

先日Twitterにも書いたのですが、人は自分の知らない世界に対してはまず”否定”から入ります。

そりゃそうです。防衛本能というか。

その世界に飛び込んで失敗したらどうしよう、最悪死んだらどうしようと考えるのが普通です。

だから一般的でない考え方(急に内定を蹴ってダンサーになるために上京したいとか、これまで安定した生活を送ってきたサラリーマンが急に会社を辞めて起業するとか)に「それってどうなの?」「やめといたほうが」と周りの人が言うのは当たり前なんです。

自分が経験した事のない世界ですから、分からない事だらけですもん。

プラス、あなたの事を愛しているから心配がゆえに、という理由もあるでしょう。

でも私はどちらかと言うと、知らない世界を知れる事ほどおもしろい事はないと考えるタイプですし、結局自分で何でも経験しないと身につかないと考えるタイプなので、どんどん知らない世界に飛び込んでいきたいと思うのです。

そのほうがなんかおもしろそうだし。
なんか老けなさそう。
ずっと若々しくいれそう。

そんな単純な理由です。

なのでコンビニでじゃ◯がりこの期間限定味を試してみるくらいの感覚で新しい事にどんどんチャレンジしています。

もちろん同時並行でそれについての勉強や知識集めはめちゃくちゃしますが。

だって絶対成功するビジネスとか絶対別れない恋人なんてどこにもいないのに、大半の人はそこに(無意識に)賭けて安泰”だと思われる”ものを守るために生きているのです。

それって実はかなり危険だと思いませんか。

人生を楽しめる人=行動する人。

つまり変化についていける人です。

これまで学校で教えてもらった事や家族の生き方だけを正しいと思っていませんか?

世界は案外自分が思っているより広いと感じる事はありませんか?

上には上がいるという事ではなくて、自分の知らない世界が案外広いなと。

とにかくいろんな人の話を聞きましょう。

やるやらない関係なく、好奇心程度でいいのです。

そしてその過程で、もしかしたら今もすでに、自分にとって嫌な人、なんか合わないなぁと思う人とも出会うでしょう。

そんなときは、冒頭で書いた友人夫婦の言葉ですが、不幸そうな人(常に何かに文句をつけたり愚痴ったり怒ったりしてる人)には遠くから「幸あれ」と願いましょう。

自分の幸せを分け与えるだけでいいのです。

見返りを期待してはいけません。

幸せを分け与えたらすぐにその事は忘れるのです。

相手の記憶の中にはちゃんと残りますから。

自分は「さぁ次次〜」と次に幸せを分け与える事を考えるのです。

そのためには自分を幸せで満たしておきましょう。

自分をちゃんと好きでいてあげましょう。

自分の事を好きになれないなら、嫌いなところを書き出してみましょう。

そのネガティブな言葉をポジティブな言葉に書き換えてみて、一日ひとつでも自分を好きになるために行動してみましょう。

誰かに幸せを与えるには、誰かを好きになるには、まずは自分を幸せにしてあげる事です。

それだけでも波動となって周りに伝染していくものです。

「なんかあの人楽しそう」とか「あの人幸せそう」っていう人たまにいませんか?

そういう人と一緒にいるといいですね。

自分がこうなりたいと思う人、影響を受けたいと思う人とだけ関わるようにしましょう。

実際私はそれを人と関わる上での基準にしています。

さっきも言った通り、それ以外の人とは距離をとり(勝手に向こうから離れていく場合もありますが)「幸あれ」と願いましょう。

誰かの不幸を願ってはいけません。

それはいつか自分に返ってくるからです。

そうしたネガティブな感情を一切自分の中から取り払いましょう。

そのために本を読んだり瞑想したり、いろんな方法を試してみてください。

「あ、これなら自分に合ってるかも」と思うものがきっと出てきます。

それをまずは一週間続けてみてください。

一週間できたら、次は一ヶ月、三ヶ月と期間をのばしてみましょう。

そうするうちにそれが“習慣”になって自分の生活の中に落とし込む事ができます。

歯磨きやお風呂と同じレベルにまで。

そうすると世界はまた違って見えるかもしれません。

とにかく人生を楽しみましょう。

自分を幸せで満たして、それを人に分け与えましょう。
よく笑いましょう。

健康的なものをたくさん食べ(たまにマックとかもはさみつつ)少しの運動と瞑想を続けましょう。

袖振り合うも多生の縁なので、どうか幸せでいましょう皆様。

ではちょっとマック買ってきますね。

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