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映画と文化

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映画と文化についての記事
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#映画

なぜメロスは激怒したのか?

小学生の頃、国語の授業が好きではなかった。 それは、教科書の小説や説明文を読んで、自分が…

Lawrence
2年前
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「かわいい」と言われて喜ばない女性はいない

以前、知り合いの女性に、 「綺麗や美人と言われて嫌な気持ちになる女性はいる。だけど、かわ…

Lawrence
2年前
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タタリ神になんかなりたくない!

先日、札幌市の地下鉄で、陸上自衛隊員が18歳の男子高校生に暴力を振るったことがニュースにな…

Lawrence
2年前
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KY、チョベリバ、そしてSDGsと寅さん

仕事や日常の会話において、またはニュース記事で、カタカナ語やアルファベット略語を目にする…

Lawrence
2年前
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習慣化は目的を達成しない

習慣化について書かれたビジネス本をよく見かける。また、自分の周りにも何かを習慣化したいと…

Lawrence
2年前
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豚カツはご飯に合わない?

先日、外出先での会議後、一緒に会議に参加した若い男性社員とランチをとることにした。 とん…

Lawrence
2年前
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デートのマナーは爪を切ること

NHKの番組に出演したマナー講師・平林都氏が、番組内で厳しい指導を行いスタッフを泣かせたとして、ニュース記事になっている。 彼女のことは、YouTubeのエガちゃんねるで見たことがあったので知っていた。 エガちゃんねるでも、彼女は江頭2:50に対して厳しい指導を行っていた。そのため、今回ニュースになったNHK番組は見ていないが、番組内で行った厳しい指導というのは大体想像がつく。 マナーを教える立場にありながら、マナーが伴っていない言葉や態度、もしくは下品ともとれる言動に

冤罪と裁判官の主観による合理性

金曜ロードショーで『ショーシャンクの空に』(1994年)をやっていたので、数年ぶりに観た。 …

Lawrence
2年前
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「選挙で投票しない」は誠実

今夏の参院選が近づき、選挙関連のニュースをちらほら目にするようになった。 これから夏の投…

Lawrence
2年前
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非暴力と不服従とウクライナ

『モーリタニアン 黒塗りの記録』(2021年)を観て、多くのことを考えさせられた。 『モーリ…

Lawrence
2年前
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河瀨直美を批判した学者たちの嫉妬と妬み

昔から、映画監督・河瀨直美という人は好きではなかった。 インタビュー記事などを読んで、自…

Lawrence
2年前
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恐れや緊張への対処法

未知や未経験のことに対して、人は恐れを抱く。 そのことを活用して、得体の知れない生物を登…

Lawrence
2年前
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『ゴールデンカムイ』実写化のキャスト

数人で雑談している時、先日発表された人気漫画『ゴールデンカムイ』実写化のキャストについて…

Lawrence
2年前
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溝口健二とジェンダーステレオタイプ

海外で高く評価され、小津安二郎、黒澤明と並び日本の巨匠とされる映画監督に、溝口健二がいる。 『西鶴一代女』(1952年)、『雨月物語』(1953年)といった代表作は、不朽の名作といった位置づけがなされている。 しかし、溝口作品を何の違和感もなく「良い作品」とすることには、抵抗を感じる。溝口作品からは、どうしても、ジェンダーステレオタイプ、さらには性差別を感じるからである。 溝口健二作品から感じる違和感溝口作品は、女性の生き様がテーマの映画が多く、そのため女性映画の名手と