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映画と文化

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映画と文化についての記事
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#映画鑑賞

なぜメロスは激怒したのか?

小学生の頃、国語の授業が好きではなかった。 それは、教科書の小説や説明文を読んで、自分が…

Lawrence
2年前
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タタリ神になんかなりたくない!

先日、札幌市の地下鉄で、陸上自衛隊員が18歳の男子高校生に暴力を振るったことがニュースにな…

Lawrence
2年前
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KY、チョベリバ、そしてSDGsと寅さん

仕事や日常の会話において、またはニュース記事で、カタカナ語やアルファベット略語を目にする…

Lawrence
2年前
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習慣化は目的を達成しない

習慣化について書かれたビジネス本をよく見かける。また、自分の周りにも何かを習慣化したいと…

Lawrence
2年前
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豚カツはご飯に合わない?

先日、外出先での会議後、一緒に会議に参加した若い男性社員とランチをとることにした。 とん…

Lawrence
2年前
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デートのマナーは爪を切ること

NHKの番組に出演したマナー講師・平林都氏が、番組内で厳しい指導を行いスタッフを泣かせたと…

Lawrence
2年前
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冤罪と裁判官の主観による合理性

金曜ロードショーで『ショーシャンクの空に』(1994年)をやっていたので、数年ぶりに観た。 人気の高い作品というのが頷ける、相変わらずの名作だなと思った。 『ショーシャンクの空に』は、無実なのに終身刑になった元銀行家アンディが主人公となり、希望の大切さや友情の素晴らしさを教えてくれる。 また同時に、無実に関わらず人の自由を奪う冤罪というのは、とてつもなく罪が重いことだとも感じる。 冤罪を描いた映画『ショーシャンクの空に』は、希望や友情がメイン・テーマの作品であり、より

「選挙で投票しない」は誠実

今夏の参院選が近づき、選挙関連のニュースをちらほら目にするようになった。 これから夏の投…

Lawrence
2年前
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非暴力と不服従とウクライナ

『モーリタニアン 黒塗りの記録』(2021年)を観て、多くのことを考えさせられた。 『モーリ…

Lawrence
2年前
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河瀨直美を批判した学者たちの嫉妬と妬み

昔から、映画監督・河瀨直美という人は好きではなかった。 インタビュー記事などを読んで、自…

Lawrence
2年前
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恐れや緊張への対処法

未知や未経験のことに対して、人は恐れを抱く。 そのことを活用して、得体の知れない生物を登…

Lawrence
2年前
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『ゴールデンカムイ』実写化のキャスト

数人で雑談している時、先日発表された人気漫画『ゴールデンカムイ』実写化のキャストについて…

Lawrence
2年前
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溝口健二とジェンダーステレオタイプ

海外で高く評価され、小津安二郎、黒澤明と並び日本の巨匠とされる映画監督に、溝口健二がいる…

Lawrence
2年前
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誰だって、いつからだって、やり直せない。

牛丼チェーン吉野家取締役による「生娘をシャブ漬け」発言がニュースとなって、ネットでは非難が殺到している。 こういうニュースを見ると、 「またか」 という思いを抱く。 著名人の失言や不倫などが記事になって、ネットでワーワーと叫ばれる。当人たちは謝罪して、辞任もしくは解任、関係企業等も謝罪する。 ここ数年、コロナとウクライナ情勢以外、そんなニュースばかりな気がしてしまう。 こういうニュースを見ると思い出す映画がある。ダニー・デヴィート主演の『勇気あるもの』(1994年