町田市小6女児いじめ自殺、消えた証拠の復元は困難

東京都町田市の小学6年生女子が、いじめを訴えて自殺した問題で、チャット上に書き込まれた悪口が何者かに「ハッキング」され消されていたと週刊文春が報じています。

この問題ですが、消されたチャットの復元や、サーバーのログを調べてIPアドレ等から、悪口を書いた人物を特定することは、技術的には可能だと思われます。

しかし、学校関係者には警察のような捜査権がなく、強制的な調査や聴き取りもできません。

そのため、被害者遺族が訴えを起こさない限り、サーバーログを調べたり、チャットを復元することは困難だと考えられます。

しかし、同一のアドレスを共有すること自体、学校側の対応に大きな落ち度があり、また、チャット内容を保存しておかなかったことも、問題になりえます。

このような学校側の責任は、国家賠償請求という形で、問題になる可能性があります。

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