ロースクール入試合格体験談
はじめに
私は学部時代と院浪時代の2回ロースクールを受験しました。
まず、学部時代に受けたのは明治、中央、慶應で全て合格をもらうことができませんでした。
つぎに、院浪時代に受けたのは明治、中央、慶應、一橋で慶應を除き全て合格をもらうことができました。
そこで、今回は主に院浪時代を通して、どのようなことが大切だと気づいたかをお話ししたいと思います。
人それぞれ勉強の哲学があると思いますので、参考にしたいと思っていただいたところだけでも参考にしていただけると幸いです。
私がロースクールを合格するために大切だと思ったのは以下の点です。
①自分の勉強のスタイルに気づくこと
②合格に必要な情報を集めること
③事前に手札を増やしておくこと
一つずつお話ししていきたいと思います。
【①自分の勉強のスタイルに気づくこと】
まず、ロースクール入試はある程度の勉強の質と量が必要になります。
そして、質はモチベーションと集中力が、量は暇と習慣が必要になります。
そこで、自分の勉強のスタイルに気づくべきであるというロジックです。
具体的に私の例でご紹介します。
私は気分屋でマイペースな性格でしたので、日によってのモチベーションがかなり激しいタイプです。
ですので、毎日参考書を10ページずつ進めていくというのは向かないと判断し、合格までに必要な勉強をリストアップして、調子がいい日に大量にやり、調子が悪い日は程々にやるという形で勉強していました。
もちろん、この方法が読んでくださっている方に向くかはわかりませんが、マイペースな方は試していただけると上手くいくかもしれません。
【②合格に必要な情報を集めること】
二つ目は情報収集ですが、今回あげた要素の中で最も大切にすべきものです。
その理由としては、②なしでは受験を戦うことは不可能だからです。
例えば、ロースクール入試には未修と既修の試験がありますが、かなり博学でなければまず未修試験は受かりません。にも関わらず、どちらも対策するというのは時間を余分に消費することになりかねません。
また、ロースクールの既修試験は司法試験や予備試験に比べ容易といわれていますが、再現答案を確認するとどのレベルで簡単なのかというのがとても良くわかります。その結果、自分が受験日までにやればいい参考書の量や解答のスタンスが明確になります。
私の場合、他の方の再現答案の記事を読ませていただいて、自分が考えていた合格ラインがかなり上に設定されていたことに気づき、解答のスタンスを基本に忠実にすることで試験を突破することができました。
再現答案を確認したいという方はこちらの記事等でご案内しています。
【③事前に手札を増やしておくこと】
最後に手札を増やしておくと受験を有利に進められるということについてお話しします。
ロースクール入試は出願の時に志望書や資格試験のコピー等を提出します。
そして、この志望書等も試験の点数に含まれ、論文試験の点数と合算され、合否が出るという形になります。
資格試験や英語の外部試験の結果が高成績または多く取得しているなどがあればそれによって点数が加算がされるため、取っておくことで有利に受験を進めらます。
私の例では、一橋大学を受験する際、TOEICが必須になり、そのスコアによって足切りがあるのですが、2024年度の足切りが750〜755点で、私のスコアは750点でした。足切りになったかと思いましたが、簿記2級も持っていて、合わせて書類を提出していたので書類選考を通ることができました。
以上が私の合格の成功体験談になります。参考にしていただけると幸いです。
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