フラワーショップで見かけたパリジャンの色彩感覚とは・・・?

パリのお得なフラワーショップ

 パリは、至る所にフラワーショップがあります。店によって個性的なブーケを作成しているのですが日本と違って一輪ずつという買い方ができないのが残念なところ。一輪挿しの感覚がないんでしょうね。

家の近くにも有名なフラワーショップがあるのですが、ブーケは30ユーロ以上、小さい花束(フランス語では Une boîte=1ケース)買おうとしても16ユーロくらいするため、日々飾るには中々コストが掛かります。

 リュクサンブール公園から歩いてすぐ、パリカトリック大学近くにあるElda  Roseというお店はお得に「花のある暮らし」をしたい人におすすめのフラワーショップです。パリの情報を発信するSNSにも度々取り上げられていて話題のお店。店先には3〜4輪で3€の花束がたくさん置かれています。他のフラワーショップでは1束が、10本近い場合もあるので本格的な花瓶を持ってなくても、コップやグラスに飾れるサイズのものを購入できます。ラインナップも今の時期だとチューリップやガーベラ、カーネーションなど。もちろん葉類や霞草などもあれば、バラも同じく3€で購入できるのがありがたいです。

 花束だけで購入することも可能ですが、いくつか組み合わせてレジに持って行くとブーケにするか聞いてくれます。お願いするとその場でブーケを作ってくれます。ちなみに作成料はかからないので、例えば3種類のミニブーケだと9€と破格の値段で購入することが可能です!

Elda Roseで出会ったパリジャン

 先日、お友達に頂いたブーケの寿命がきてしまったので、Elda  Roseへ。以前は花束だけを購入したのですが、今回はブーケのセレクトに挑戦してみました。色々な種類があり迷いに迷った結果、旬のチューリップと可愛かったカーネーションをセレクト。ん〜無難になってしまったなぁと感じながらレジに行くとパリジャンがちょうどブーケを作ってもらっているところでした。5種類くらいのお花を選んでいたのですが、そのセレクトに驚き!

 オレンジの鮮やかなガーベラに紫のスターチス、霞草、そこに真紅のバラ、いくつかの葉物などなどが使われていて一見統一されていないようにも思うけれどビビッドカラーが映える、プレゼントする方へのイメージが見えてくるようなブーケでした。もちろん、店員さんのセンスもだけれどムッシュは全く躊躇せずに、また相談もなしにお花を選んでいるもの見てたので色彩感覚の高さに驚きました。。。

お花を愛でるパリの人々


 元来、パリの人たちはお花を愛でるのが好きな印象があります。庭園で季節のお花に囲まれながら日光浴をするのも好きですし、庭で鉢植えを育てている人やブーケを持ってメトロに乗る人もよく見かけます。Elda Roseで出会った彼もお花の知識が高いんだろうなと感じされられましたし、たまたま芍薬が一輪 3€で売っているのに驚いてやすいね!これは2輪買っていこう!と追加購入もしてました。

 あの花束は一体どういう関係の誰に渡されるのかを想像しながらブーケが作られていくのを見るのもまた楽しいひと時でした。

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