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バゲットを無駄にしないための « astuce »〜肩を張らずにフランス85

新しいパン屋ができたけれど片道15km。ちょっと遠いですね。

パンを買うだけのために毎日行ける距離じゃないし、そもそもガソリン代がばかにならないのでわざわざ行くのは勿体ない。

ちょっとした移動でも頭の中で計算してしまいます。往復30km。1リットル半のガソリンを消費。3ユーロもかけてパンだけを買いに行くのは流石にねぇ…

ついでに買い物もしたらいいんじゃね?ともう少し遠くのスーパーまで足を伸ばして、一回の移動を無駄なく効果的に使うことにしています。

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さてこのパン屋、1本1€30のバゲットを3本買うと1本追加でおまけしてくれるんです。トータル3€90。1本あたり1 €以下になります。この値段はうれしい。一応名の通った « boulangerie »でもあるし、確かにスーパーのバゲットより数段美味しい。

4本、、、多いです。1週間分です。

元日本人としては、パンだけじゃどこか食事が物足りなく感じてしまう、、、これは不可抗力。どうしても消費速度が普通のフランス家庭より落ちます。米やパスタがある時はパンをほとんど食べないので、2日に1本?のリズムだと思います。

そこで、店で « peu cuite »「なるべく焼きが少ない」のを選ってもらい、家へ帰って1/4に切ってすぐに2本分保存ケースで凍らせてしまいます。焼きたてだったバゲットも持ち帰るうちにパリパリ感がなくなっています。なので躊躇する必要はないですね。なるべく密封度の高いもの(ケースか袋)に入れます。実は今食べているバゲットも2週間前に買ったものなんですよ。

こうすると最後カビで駄目になることもない。日本のように湿気が多いとまず間違いなくカビが生えてしまいます。そうでなくてもフニャフニャになり、せっかくのバゲットの意味がなくなってしまう。これでは勿体ない。

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凍ったままのバゲットをトースターで4分くらい。加減は見つけてくださいね。短か過ぎると中がまだ冷たいし、長過ぎるか強過ぎると表面がガリガリになります。色が少しついたくらいでしばらくトースター内に放っておくことをお勧めします。

冷凍庫から出して入れるだけ

外はパリパリ中はふわふわ。ほぼ焼きたてに戻ります。ひょっとすると買いたてよりよほどパリパリ感が出るかも。

数週間前に買ったバゲットとは思えない新鮮さが味わえます。

騙されたと思ってどうぞお試しあれ!

フランスのバゲット Quoi d'autre?


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