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学生時代の友人と梅田で飲み会〜肩を張らずにフランス(日本編第14回)

昨日は学生時代の同期の1人と梅田で飲み会だった。フランスに渡ってからというもの日本に帰国する度に必ず会っている数少ない友人で、今回も例に漏れず会うことになった。

なぜこの友人くらいしか会えるのがいないのかというと、彼、一緒に通っていた大学にそのまま居着いてしまって、当時から同じ地区に住んでいるから。腐れ縁でもあるしわざわざコンタクトを探す必要もないので手軽に会える貴重な友達になっている。

学生時代の話はしだすと長くなりすぎるので今回は割愛。今日は今回の飲み会だけに焦点を絞ることにしよう。

大阪梅田での待ち合わせ。さて待ち合わせ場所はどこでしょう?大阪北の人間なら一瞬でわかる簡単な質問。





わかりました?

そうです「Big Man」ビッグマン。梅田紀伊国屋書店右側入り口横に掛けられた大画面。

阪急電車のターミナルを降りたところでもあり、「ビッグマン広場」とも呼ばれている。書店がすぐ横で阪急三番街も階段を降りるだけなので早く着きすぎても時間を潰すのに困らない。屋内なので雨の心配もない。今となってはそれほど「ビッグ」でもない画面。目印になるには全く支障がない場所で、81年にできてから(ネット検索)現在まで待ち合わせ場所として立派に健在している。どこか懐古趣味でいじらしく感じたりもする。

81年といえば高校時代。当時最先端の技術で作られた「大画面」。その後何度も改良を加えられたことだろう。ブラウン管だったとは思わないが画素が一つ一つ数えられるくらい目の荒い画面だった記憶はある。今は液晶LEDかなんかなんだろう、画素が限りなく小さくなりまるで写真が動いているかのようだ。

さっき「いじらしい」という言葉を使ったのは、それほどの技術改良を経たにも関わらず40年以上前とほぼ変わらない大きさだから。4:3から16:9に変わった結果208インチに拡大されたらしい。縦辺はむしろ短くなって横長になった。でもあれ、もっと大きくしようと思えばできたはず。だいたい今見てもそれほど大きいとは思わない。大きくしなかったとするとそこに特別な意図があるわけで、あのくらいがいいという意見が勝ったんだろう(あれ以上にできなかったとも考えられるが)。アンケートを取ったとしても恐らくそういう結果になっていたと思う。慣れ親しんだ風景を壊したくなかったのかも。どこか大阪人気質を感じてしまった。

ビッグマンの話ばかりで飲み会が出てこない。それは当然。飲み会での話の内容なんて結局取り留めないし、第一あまり覚えていない。書いたところで昔話と近況報告。面白くもなんともないだろう。初めに飲み会の話をしますと言った手前申し訳ないとは思うが、ビッグマンの方がずっと語るに値したということになる。

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