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トイレ問題。だいもんだい。

日本(特に都会)の人は、どこにでも清潔なトイレがあって、なんならウォシュレットも完備されていて、化粧直しもウェルカム、な環境に甘やかされていると思う。

フランスでは、メトロや駅にトイレなんて勿論無くて、あっても臭くて汚くて、尿意も引っ込むような恐怖の空間。(言い過ぎ)
お金を出せば、多少綺麗なトイレを使える場合もあるけれど、それだって日本の駅のトイレに比べたら、天と地ほどの差がある。

たいがいは、カフェでコーヒーを1杯頼んでトイレを借りるか、高級ホテルに客のふりをしてシレっと入り、堂々と豪華なトイレを使うか、デパートの有料トイレに並ぶか…。TPOによって使い分け。

カフェによってトイレのクオリティは異なるので、このエリアではこのカフェ、このエリアではここ、と決めているあたり、マーキングしながら散歩する犬とやってることは一緒です。笑

問題は、ここ1か月くらいのこと。
外出禁止が緩和され、仕事や野暮用であちこち移動する機会が増えたのですが、何せトイレが無い。レストラン・カフェ・ホテル、ぜーんぶ閉まっているもんだから、「おトイレマップ」が全然活用できない。

もともと、フランス生活に適していない器の小さな膀胱を持つ私には、非常に辛い期間だった。下っ腹を引き締めて、我慢にがまんを重ねた結果、見事に膀胱炎になりましたとさ。ガーン。

女性は、膀胱炎になりやすいんです、尿道が短いから(そりゃそうだ)。しかも一度かかると何度もぶり返したり、なかなか厄介な。
フランスでもポピュラーな症状らしく、薬局で簡単に薬が手に入る。クランベリーやらの成分が入った錠剤で、水と一緒にがぶ飲みすると、割と症状が治まる。のだけど、そこそこ値が張るのが難点。
いくつか試した結果、3日分で12€のが一番効果があった。高くないですか?そんなもん?(まあ、保険請求するんだけどさ)

ふと思ったのだが、前に男性の前で「膀胱炎」トークで盛り上がっていたら、「そんな卑猥な言葉を堂々と使わないでくれ」と、ドン引きされたことがある。食道・胃・肝臓、くらいまでは全然大丈夫っぽいのに。一体どこから、卑猥(下ネタ?)になるの?膵臓とかはまだOKだよね、小腸?大腸?このあたりから怪しいな。

話がどんどん逸れたが、カフェとレストランが再開してくれて、これで安心して外出ができる、と喜んだお話なり。


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