滞りを流すためのオーバーホール

台風が近くを通り過ぎて行きました。
雨風の被害が甚大な地域の方々を思うと、自然への逆らえない恐ろしさに身体がぎゅっとなる私です。

昨夜は夜遅くに安定剤を飲みました。
数年前に私は、豪雨の音が恐ろしくなり発狂したことがあるので、雨が強くなりそうな時は気休めだけれど安定剤を飲むんです。

昨日のうちに職場には休むかもしれないと伝え、目が覚めた時に起きるとしました。

朝、目覚る。
窓越しに見る風景が、台風のわりと静かめだったので、窓を開けてみる。
その瞬間...

ふうぁぁ~!息が吸える~~~!!

身体にすーーっと空気が入って、胸が空く感じが凄い。
いや、すごい!

気持ちよさに、スーハースーハーしました。笑


そして思ったんです
「ああ、空気が混ざったんだ」って。

地表に滞っていた空気、動けずにあった土埃や塵、水分の層、全部ぐわーーっと掻き混ぜられてオーバーホールされた感じ。

例をみない豪雨や台風には恐れしかないけれど、
被害が甚大でない規模の台風は 絶対的に必要なんだなと思った。

空気が掻き混ぜられ、海水も掻き混ぜられ、養分や菌が必要なところへ舞い、川に山々の素材が流れ、川を掻き混ぜ潤し、さまざまな自然を元に戻していくように思う。

その中に生きている私は、成すすべなく自然の猛威に震えながら、そして、
その自然があってこそ生きられるということを忘れていたことに気付かされた台風の日でした。

yuriyumiko

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