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勉強になったわぁ〜

国語、算数、ほとんどを寝て過ごすYくん。

5時間目に遊びの問題点について話し合いを経て、授業に入った。

テーマは「インターネットの恐さ」

第一声
「インターネット、知ってる人?」

ザッと手が挙がる。

隣に黙って“ゲーム”と書いた。

「やったことある人?」

これまたザッと手が挙がった。

きっと身近なのだろう。

うちのクラスは特に多い。

「インターネットゲームをしているときの気持ちや思い、言える人?」

「最高!」
「楽しい!」
「色んな人と繋がれる!」

楽しいのだろう。

音声通話をしている子どももいた。

さて、ここから落としていく組み立てにした。

彼らはインターネットの恐さを知らないのだ。

架空のエピソードを話した。

しかし、現実で起こった事件も少し絡めた。

ここ最近感じるのは、子どもたちはエピソードになるとものすごく食い入るように聞き耳を立てる。

興味が湧いてきているのがよくわかる。

これが語りの力なのだとひしひしと感じる。

そして、展開。


恐さについて語った後
インターネットでゲームをすることに賛成か反対かで話し合い…をする予定であった。

しかし、20分では足りなかった。

これは組み立てと時間配分の問題。

個人情報を自分で漏洩しない、守るという結論に至ったが、まだまだ計画が曖昧であった。

しかし、Yくんが最後に自然と言葉にした。

「勉強になったわぁー。」

語りの力、素材の力。

この力に助けられた。

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