世田谷には一生まともに行ける気がしない

フジロックのことばかり考えて日常の観察がおろそかになっていたが、今日友人に「ヒロコさんは毎日日記を書いてるんだよ」と紹介してもらって実践できてない自分が恥ずかしくなったので再開します。

世田谷との相性がわるい。世田谷には一生まともに行ける気がしない。今日もバスを乗り間違えた。前回は乗り換えのバス停への道を反対方向に進んでしまったので、今日は慎重にまちがえないように次のバス停に到達し、安心してバスに乗ったらバスは循環し気がついたら自分ちの近くに向かっていてびっくりした。今日は乗るバスの系統をまちがえたのだった。いろいろ検討した挙句来た道を戻って乗り換えるしかなくて、そうしたら今度は目指すバスが来なかった。東急バスナビを10回くらいリロードして確認したが、30分に1本のダイヤで運行するバスは、わたしが乗る予定だったバスだけが忽然と消えていてそのさらに30分後のバスしかいない。既に行っちゃったとかもなく、1本分だけが空白となっていた。なぜなのか、いまだにわからない。

そうやって大幅に遅れて目的地の世田谷についた。帰り道は、さいきん知り合いになったひとが親切に地下鉄の駅の入り口まで送ってくれた。すきな感じのひとに親切にしてもらってうれしかった。思いついて地下鉄はひと駅乗って降り、三茶のマメヒコに寄った。店の中にはきれいな緑色の葉をつけた大きな枝が生けてあって、このかんじやっぱりいいな、と思う。季節メニューの桃寒天をたのんで食べはじめ、ふと見たらさっきまで一緒に仕事をしていたひとが窓際に座っているのを見つけた。こういう偶然の邂逅を生み出す力をあいかわらずマメヒコはもっている。お互い桃寒天アイスのせ、を示し合わせたかのように注文していたのでもぐもぐ食べながらおしゃべりをした。

そのあとはカオスに満ちた飲み会的なイベントへ。一般的な社会規範ではひどいと言われるようなことも、ひどいと断罪するだけで終わらせず愛でる、というこの会で、わたしは他者の合理性を見出そうとしている。

帰途についてコンビニに寄ったら、推し活とかで使いそうなペンライトが落ちていた。マジックでいくつもメッセージが書かれていて、大事なもののように見える。持ち主のひとはファミマで落としたことに思い至って取りに来るといいな。

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