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「春にして君を離れ」が頭をよぎる

ムヒアルファEXを高頻度で塗りたくっていたら虫刺されのかゆみはしだいにおさまってきた。あとはこの色素沈着どうにかならないだろうか。ターンオーバー能力の低下を実感する。

出かける直前に娘に遭遇する。娘がニヤニヤというかなんともいえない表情を浮かべてじっと見ているので、なんか問題があったかと思いきや「なんか今日、いいね!」と褒めてくれた。誰に褒められるよりうれしくて、そう?ほんとに?ありがとう!といってわたしもニヤニヤする。出かけていくと最寄り駅で帰ってきた息子と出逢う。おお、と手を挙げると息子がニッコリと笑顔を向けてすれ違う。ふだんからママ友が、おたくの息子、道で出会うとめちゃニコニコしててかわいいんだよ、と言うのを信じられんなと思っていたのだが、ほんとうにニコニコしてた。妙な距離感のあるわたしたち親子だが、わたしはこどもたちのことがほんとうに好きだと思う。でもちゃんと十分な愛情を受けたと子どもたちが思っているかはこころもとない。いつもクリスティの「春にして君を離れ」が頭をよぎる。

先日、歯の食いしばりによって起こる諸々を抑えるためにつくったマウスピースを歯医者にとりにいく。16時半のアポで10分前には着いた、と気をよくして何気なくスマホのスケジュールを見たらアポは16時で、10分前行動ができるきちんとしたヒロコはたちどころにのうのうと20分遅れてくるダメヒロコに転じた。ほんとうにごめんなさい。

マウスピースを受け取って新宿へ出向き、年下の友人たちと会う。ふたりともとてもかわいらしく、いつもわたしは仲良くしてくれてありがとう、と思う。友人のひとりは左薬指にきれいなリングをつけていて、はいはいせっかくだからあのポーズやってよ、とリングを見せてもらって写真を撮り、なんだかあふれんばかりのかわいさだったのでインスタのストーリーにアップした。うちのかわいいむすめを見て、というきぶん。もうひとりの友人も人生は進んでいて、ほんとうによくやっているし、幸あれ、とこころから思っている。

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