何かが足りないような

高校時代の仲間と一緒においしいものを食べにいく。一年に何回か会うけれどたいてい海でTシャツ短パンもしくはラッシュガードを着ているので、社会人としての姿を見るのは新鮮だ。ていねいにつくられた料理のかずかず、感じのいいお店の空気、とてもよかった。

おいしい日本酒をほんの少し分けてもらって飲んだのでふわふわと吊り革につかまって帰った。最寄りの駅に着く直前、隣に立っていた女性がなんの前触れもなく横にまっすぐにバタンと倒れた。えっと思った。すぐに周囲の人たちが大丈夫ですか、と声をかけ、呼吸をしており意識も戻ったことを確認し、何人かでホームのベンチに肩を貸して運び、やってきた駅員さんに状況説明をしたりしていた。大事に至らず回復するといいなと思う。

自分の中で何かが足りないような気がしていて言葉があまり出てこない。

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