見出し画像

3/14~20

日曜日 『余韻と脚色』

『宮崎よかとこチャンネル』では、宮崎県からふるさと納税の返礼品が届いた。
『Aマッソ公式チャンネル』では、さらば青春の光がホワイトデーのお返しを持ってきた。
初期脱竹メンバーとも言える4人が、スクランブル交差点でただただ開放される瞬間。
見せたい画を作る企画力に長けている点が両チャンネルに共通していて、好きだ。

Aマッソ・加納とラランド・サーヤのユニット『余韻と脚色』ライブをアーカイブで見た。
ASOBiSM「Categorizing」(featなみちえ)がBGMや転換に多用されていたのが、ずっと気になる。二人の存在と曲が悪い意味で分かりやすいパッケージになっている気がする。狙いだろうけど、そこで喜んでいたとしたら、よほど疲れていたんじゃないか。
「余韻と脚色」の二人に対して「喉越しと明け透け」な互いの相方による開会宣言も、なんかよく見る形。
だけど、パッケージにまとまらない爆発力があいつらの強さか..と笑った。

◆開会宣言
◆「後輩力」
Aマッソの映像ネタ技術。分かりやすくはなるのだけど、「静」の要素で関係性を示すわけじゃないので、映像と言動がぶつかってる感じがする。
◆「白状」(漫才:サーヤ)
◆「つるの剛士」(漫才:加納)
ウルトラマンダイナとパクチー盗まれた事件、久しぶりに思い出した。
◆加納ピン
レズ風俗とスマホアプリの模様
オチ台詞が「イったんですよ」どんなネタだ。
◆サーヤピン
アニー千秋楽の子役が期末試験無理やり受けさせられてる。
◆「突然ですが、LOCK ONしてもいいですか?」(小山賢太郎)
互いの素を暴露しあう(アドリブも)
AV嬢の平均値、fanza顔、下半身がゴツい、宮下、ボンビーガール
ウルフカットにしようとしてるでしょ?
◆「ちひろとゆき」(ゾフィー・上田)
「ウエストランドの漫才見てたの」
「ウエスト、、ランド、、?」
「よかったら、一緒に見ない?」
「うん!」
から始まる純情JK物語。
「ちひろ、、井口んランドって何?(泣)」

ゾフィー上田、実態を持たない過大評価されすぎの謎がまた深まった。
このライブは二回目があってもきっと見ないと思う。

そのほか。
『家、ついて言っていいですか』イノマー回、『空気階段』檸檬堂CMの回、『ゴッドタン』コンビ仲回(かまいたちのラリーがすごすぎ)、『テレビ千鳥』ガマンすず、『Air/まごころを君に』、『タダバカ』家電クイズ回。
野田が己を松本人志だと思っていたエピソード、改めて面白い。

久しぶりに夢を見た。
マンションの階段を上がっていると、踊り場が海水で濡れていて、打ち上げられたトラウツボがジタバタしているのが気持ち悪い。自分の筆箱も散らばって水浸しで、落ち込んで部屋に入るも誰もいない。マンション自体が回転しているような気がして、飛び込んだ別の部屋から見下ろすと隣のマンションが高速で回転していて、建物が折れる前に親を連れて逃げなきゃ!と走り出したところで覚めた。マジの夢の話。

月曜日
働いた。月曜日だもの。


火曜日 若林のミニ四駆

若林がミニ四駆にハマっているトークを聞いていてふと思ったこと。
ミニ四駆という趣味に出会い熱中していく過程が最近のオールナイトで話されていることだが、おそらくミニ四駆の話題は、いつかトゥースカップなるものが開催されて大団円を迎えるのだと思う。ラジオの話題的にはゴールを迎えることを意味するはずだ。

それで、そのあと若林はミニ四駆にハマり続けるんだろうか。
趣味に費やす時間がトークをねん出する時間に直結されることが、時間的余裕のない若林にとって効率がいい面もあったはず。ラジオ上である種の達成を迎えた趣味を、改めてトークにするには弱いテーマと仮定した場合、その趣味とパーソナリティはどう付き合っていくのだろう。

ずいぶん前、バナナマンが座椅子にハマったような話は、せいぜい買った事実が達成点だ。だけどミニ四駆のように育成がセットとなる趣味は、どうバランスが取られるのだろう。
もし、ミニ四駆がラジオの天秤にかけられて放置されてしまうのであれば、『花束』どころじゃない残酷さじゃないか。

天気が良かったので久しぶりにサンシャイン水族館へ行った。空を泳ぐペンギンが代名詞の、ビルの屋上にある水族館、しかし向いにマンションがあるので、空を飛んでいる姿を確認できるのはかなり稀。太刀魚はクールで、こいつならずっと見ていられると思った。

水曜日 『テレビ千鳥』生配信企画「浦島太郎選手権」

生配信では見られなかったのだけど、演者のメイク時間まで配信するドラマ性こそがこの企画の肝であって、彼らの言う「芸人が汗をかいて笑わせる」様をメタで見せる実験性を伴う。
面白ければなんでもいいのだけど、この企画が成立するようになったのは、ガキ使の七変化と比べてみても、見せ方の面で大きく変化している気がする。

ダウンタウンが面白い/面白くないの絶対的なジャッジだったとするなら、
千鳥は面白い/面白くないの結果に至る”二択”を粒立ててジャッジする存在なのかもしれない。

『水曜日のダウンタウン』がいくつかTVerに上がっていたので「新元号を当てるまで脱出できない生活」を見返すと、やっぱり面白い。
差し入れ金額リストが登場したときに身震いしするような面白を予感するのだ。そして額縁に入った「歯姫」が現れたところから大喜利のお笑いを期待する気持ちも沸騰してきて、正解のカタルシスに着地する。
企画を芸人に丸投げしない視点が本当にすごい番組だと思う。

『有吉の壁』は、「一般人の壁」も「バズりそうなアーティスト選手権」も三四郎が活躍していた。
ゴッドタン初登場時からの変遷はなんとなく目撃してきたけど、あのコンビについて話せる引き出しが一つもない。なぜこんなに人気が維持されているのかもよく知らないでいる。
存在感と実感と周囲の評判を照らし合わせると、三四郎はナオトインティライミや藤井大だ。

エヴァはようやく『新劇場版:破』まできた。ヤシマ作戦があんなにドラマチックに描かれているのが、分かりやすいんだけど、むしろ物足りなくも感じる。テレビ版で淡々と進む感じの方が好きだ、マグマダイバーを忘れないでほしい。

木曜日 「週刊文春」五輪開会式

週刊文春の本誌を読んで、本当にクソったれだとよくわかった。
東京五輪の開催は、小学生のころから感覚的に嫌悪していて、開催が決まったときも全く嬉しいとは思わなかった。誰のためのイベントなのかを定義する意味も気合も誰一人分かっていない奴らが持ってきた祭りが無駄で無意味なことなんて、高校生でも知っている。
唯一気になるとすれば開会式だったわけで、それが期待・支持に足るものでは全くないとわかった以上、もう何一つ思い残すことなく消え去ってほしい。
心から未練がない。クソほどしょうもない。

岡田利規『未練の幽霊と怪物』がKAATでかかるらしい。YouTube配信で見た森山未來を生で見れるのなら、横浜まで足を延ばすのもいいかもしれない。
ザハ案もロゴ問題も開会式も、制作と予算を切り離して考える素養のある人間がなぜ代理店にはいないのか。日本の人口ピラミッドにも関係しているのではないかと思う。

『ハライチのターン』にゲスト出演した満島ひかりが、最近M-1を初回から見直していると話していた。『ユリイカ』坂元裕二特集号の満島ひかりとの対談で、坂元裕二が女性漫才師の話で企画を考えていると話していたけど、動き始めたか!?と興奮する。お笑いを扱う物語ほど、社会について描けるものはないんじゃないかと思うから、楽しみ、半分。

『水曜日のダウンタウン』春日が48時間寝ずに、東大生とクイズ勝負していて、春日だったら当たり前にやってくれるだろうと話されている会議を見てみたいと思った。

ハナが東京にやってきた。明日が卒業式らしくて、それが終わってしまったらもう東京とのつながりが無くなるってことだ。留学から帰ってきてコロナ禍が始まったから、当たり前に会っていた時期から丸2年くらいこのペースになっていて、やっぱコロナふざけんなよと思う。大事なものが少しずつ流されて遠くへ行ってしまうようで、リカバリー行動がとれる状況が早く整ってもらわないと困る。

金曜日 ペペ・トルメント・アスカラール

ペペ・トルメント・アスカラールのライブを見に、オーチャードホール。
しゃれた格好をしたいなとは思っていたけど、今週は結局服を買いに行く気力に恵まれず、いつもの感じになった。一緒に行く友達が自分よりそういう気分だったことは知っていたので、髪や靴を見たとき、やられた、と、しまった、が一緒に来る。
一席空けの客席は映画館よりも贅沢だったけど、本来なら会場中からプンプン漂っていたはずの艶っとした雰囲気は薄い、でも物足りないかと言われるとその逆で、3D眼鏡をかけたようにステージから受け取れるものがすごかった。解像度高め。
アンコール後の菊地成孔のMCに感じたであろうことも薄口で、むしろ、音楽を聴く環境として優れていたせいで彼の喋りよりも演奏の方が何倍も興奮するという、めちゃくちゃ自然なことであり、しかし大きな進化だった。生で音楽を聴くことの歓びしかない。

しかし、ライブが終わった時間には営業している店あど一軒もなく、本当なら赤の気分だよな、とか確かめ合いながらも絶対にかなわないことなので狂いそうになった。
再来週に行くDCPRGでも同じことが繰り返されるのだとしたら嫌すぎる。
結局、銀だこをテイクアウトして、ストリーミングの階段で食べた。

土曜日 海の電柱 ラジ父終了

海に電柱が並んでいる様見たさに江川海岸へ行った。雨の予報だったけど無事晴れて、コートを着る必要があったのか後悔しながら総武線に乗った。夜まで歩いていたのでコートは正解だった。
体が痛くなるくらい電車に乗り続け、震災がテーマの『Newsweek』を読んだ。櫻井翔が表紙で、震災直後のニュースゼロに出演するか悩んだという話から、この10年彼が被災地をどう見て、どう発信してきたかを振り返る手記が見開き4ページほど。
あのとき、海と原発の映像を繰り返し流すテレビから企業CMは消え去り、無機質もしくは変なアニメのACジャパンがCMが連投されたのは仕方ないことだ。でもそこから数日たって、アイドルやタレントがプラカードを持ってメッセージを話すCMが流れたとき、中学生の自分でもとても安心したことを覚えている。
「」
と櫻井翔は書いているけど、顔を見せてくれるだけで安心させるプロであることは事実だ。

電柱は、老朽化によって撤去されていた。ペーパードライバーであることを悔しがりながら、移転された牛込海岸まで歩く。そこは木更津アウトレットから目と鼻の先で、住宅街に突然現れる商業施設と暗い海のバランスはむしろ寂しさで釣り合っているようにも感じて、何か一つ要素が加わればとても不気味に感じたと思う。営業終了時間に近い20時頃、観覧車から見下ろした車道は大渋滞で真っ赤だった。

『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』終了が発表された。まったく無意味なドッキリをしてしまう川北陣の気持ちが分かる。大きな自分事でもあるんだけど、そんなことを言ってもしかたなくて、むしろそのネタをもって何をしようか突然冷静になる感じ。受験期の学校や予備校に渦巻く空気感に近いものがある。
あのラジオに支えられていそうな友達は、この事実を知っているのだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?