見出し画像

8/4〜5 おうちでゆっくりしたい尖り。

8/4
大谷由里子『吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな!」』(朝日文庫.1999年)

吉祥寺の防破堤で100円で買った。
一昔前だなぁ、と思うこと山ほど。でも、3年間でこんなにやったのはすごいし、なんとも潔く、鮮やかに、結婚して辞めていく。そこに悲壮感があまり感じられないから、印象はエッセイというより講談?
この人のまだやれるじゃん俺、という気持ちが行動に移るまでは一瞬だったことがWikipediaで分かる。
知ってる人もたくさん出てくるけど、こてこて。一昔前の朝ドラみたい。
講談、朝ドラ、つまり友近。は?

以下、日記。

とんでもなく暑い。
午前中から夕方までいっさい外出の予定がないのでコロナ禍における営業仕事はかなり楽になっているのかもしれないけど。

ニューヨークのニューラジオは朝から聴くもんじゃないかもしれない。池田エライザとカンタの報道で無限大ホールの芸人たちが感じた激震度合いは伝わってきた。
M1に出る前、屋敷が自分たちのことをずっとネクストバッターズサークルで消耗し切ってると話しているのを覚えている。いや、ウエストランド井口だったかもしれない。

一般人ではないし、忙しくも余裕のある売れっ子でもない、中途半端を謳歌できるようで焦燥が拗れ始める変な世界にいるお笑い芸人にあれこれ求めるのは酷な気がする。
そんなの誰にでも言えることだろうけど。
モテたいとか評価されたいとか自分の魅力で稼ごうとする人たちが、一般大衆と同じ感覚を所有し続けることを期待する方がおかしいということはずっと言い続けたい。
テレビという箱に収まるせいで変なことになってるけど、政治家はタレントじゃないし芸人はコメンテーターにはなりえないってことを分かり合うだけで何倍も生きやすくなれると思う。

(時空を越えて、これを書いている時から先週の「ラジ父」で川北が、プライベートの切り売りはどこまで拍車がかかる?自宅生配信とかあるぞこのままだと。おうちでゆっくりしたいだけの俺がいずれ尖ってるとか言われるのウワァって感じ、と話していた。YouTuber界隈でもいまや毎日投稿は死後になりつつあるし、結局コンテンツか、と思うとそうでもなくて、動画に広告をつけるための尺の問題、つまりは金を稼ぐシステムでものは変わる。何が正しいかはそれぞれの美学哲学だろうけど、結局根本的なものとして残るのは、信者から直接金を受け取る、信仰心と祈りと、それを利用する悪意と諦めだ。おうちでゆっくりしたい、のパワーはこの時節を超えて、力強く根付いていくと思う。


8/5
『君が世界のはじまり』

まだ真正面ブルーハーツ映画が生まれるのか!!!
原作・監督は、山戸結希企画『21世紀の女の子』にも参加したふくだももこ。脚本・向井康介、主演・松本穂香。

ロロの板橋さんが熱血教師で出演していた。教師が馬鹿ということは、子供と親の話だ。

出勤途中の琴子の母(江口のりこ)を見つけたえんが、彼女の周りを自転車で意味もなくグルグル回り続けながら会話するところが好きだった。

真正面ブルーハーツなんだけど、そこに至るまでの、学生たちの集散、人気のないショッピングモールで叫ぶ衝動。一瞬逃げたくなるくらい理解できない殺意、憎しみ、後悔、愛、
子供が親に抱える感情のバリエーションの多さ。
気が狂いそう。
そしてブルーハーツが流れる。

以下、日記

「はじまり」と入力したら「はじまりか」が出てきたので久々に聴く。

小木さんの入院について、へずまりゅう、じゃなくて偏頭痛仲間(全然似てねえや)の若林が話していた先週のANN、頭は冷やすのか温めるのかマッサージかどれ?
昨日は眠気がすごくて今日は頭痛が酷かった。自分の担当仕事が始まったせいもあるからだろうか。仕事関連だと、自分がコイツのケツをふかなきゃいけないという気を持たない人間のアドバイスほど適当なものはないとよくわかった。それが指示だと簡単に飲み込んでしまう己の流されやすさも反省した。ああ、頭が痛い。
でも、今日は行きの電車でチケットを買ったからテアトルに行かなきゃいけない。

テアトルも新宿三丁目駅を使うことでJRに乗らずして辿り着けることがわかった。メトロが大好き、というよりJRが疲れる。情報量が多いからかもしれない。メトロは「移動」している実感意外に何も与えてこないから清々しい。
丸の内近辺を散歩するが好きなのは、絶対に広告がない景色だからだ。ありがとう三菱地所。

映画を見る前後に行った花園神社は人が少ない。暑さと湿度だけがあった。先が思いやられる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?