12/5~12/11

日曜日
doluke、ヴェロ、アララ。
アウターかニットで色の明るいものを、と思っていたのだけど、灰色のセットアップを買ってしまった。いざという時に着るジャケットがないことを不安に思っていたらしい。黒と最後まで悩んだけど、それだとあまりに考えていた買い物と違うから消去法で「でもまあ、これでいいです」って店員にいったとき「いや、これも全然めちゃくちゃいいですよ!似合ってますし」と間髪入れずに言ってくれたことが、その日の帰り道になってすごくありがたかった。

芸人の座組み番組需要説。
ホルモンに使っていたマルチバースを想像。

月曜日
これから自分は仕事をしにいくのだと電車の窓越しにおもう。先週までは休日の実働もそうだし、頭の片隅においておく雑多な仕事が多すぎた。この週末はそういうのが何もないまま、メールも開かず過ごせた(3連休というのもあるけど)のがおおきかったかも。ヨネちゃんと話しながら自分が今の仕事でまったく頭を使っていないことを知って、これでいいのかと思った瞬間を想起する。

池袋で油そばを食べて、赤羽の友路有で2時間読書。かもめブックスで買った橋本亮二『』、上田岳弘『旅のない』再読、新潮の1月号もパラパラめくる。
喫煙室で昨日の「THE MANZAI」の漫才をいくつか見る。千鳥、ウーマン、爆笑、かまいたち。M-1=競技とはよく言ったもので、どんな人かをたっぷり知られている”マスターズ” たちは、下手にコントに入ったりしない。にしてもおぎやはぎのネタは退屈だったけど、二人が喋っているだけで興味を惹けるというこだけで漫才師なのか。

帰宅してからはレジェンドとされる声優の動画をいろいろ見る。ワンピースチームは楽しそうだなあとか、初代ルパンの山田康雄の声は言い合わらせないくらいルパンそのものだなあエロいなあとか。たまーに見返すのは、番宣で出演した最後、視界の板東英二にフラれて「見なきゃ殺すぞ」と言ってから目をクシャクシャにして笑う一連だ。凄い。

若林が欽ちゃんと仕事をしたときに「コント55号のネタ全部ください」と言ったらしい。それってすごいことだ。他人の話を聞くばかりの人間がどう生きているのか、興味の矢印が数珠つなぎになっていく気がする。抑圧の原因も、解放の快楽のどっちも「仕事」と括れる生き方って、すごく羨ましいのかもしれない。

火曜日
朝一に荻窪でキックオフミーティング、というとなんかかっこいい〜浜松町で打ち合わせ、来月の夜の予定がついに入った。夜の会食、コロナが落ち着いてきた唯一の弊害、会食。
パソコンを打っているとCちゃんが空気階段とスリーショットを撮れたとラインが来た。会社に二人が来ているのを知って喫煙所で一時間半待ったらしい。それって全部正しい選択をしていて、本当に「兄ちゃんあそぼ」じゃん。羨ましい。
会社に帰ってデスクワークしてたけど18時には出てやった。アメスパ2を途中でやめて『アメコミヒーローの倫理学』を二章読む。これは面白い。ボブとの往復書簡の締めを想定するなかで思いつく「親愛なら隣人なんていくらいてもいい」がまさに記されていて感動した。
20時頃、夜な夜な行われていたらしいボードゲーム会へのお呼ばれに向かう。
超優秀で仕事ができると初対面の人に紹介されたのが良く分からないくらいには、自分が勤める会社の人たちを知らないで二年が経とうとしていた。今の部署が放さないと思う、と言われる印象を持たれていることは、来年くらいで一回今の仕事はいいかと思っている自分にとってはプラスかマイナスか分からない。
人狼すら知らないこの手のゲーム初体験の俺に「ウソつくのうまそうだから大丈夫」と言われるがままにゲームの説明が始まった。俺は、超優秀でウソがうまそうな奴だと、この人に思われていることだけがわかって、でもやっぱり何も思わなかった。今の仕事別に好きではなかったのか。

お誘いしてもらったときから「マダハラになってない?」と繰り返されたけど知らなかった、マーダーミステリーというゲームの種類らしい。物語と事件があり、各プレイヤーは演じるキャラをあてがわれる。キャラにはそれぞれ目標があり、ゲーム終了時点で目標達成に従って点数が決まり、勝者が決まる。事件解決のテイでそれぞれが目標に向けて欺きミスリードしあうのが趣旨のようだけど、自分に充てられた自分だけが読めるキャラ解説の冊子ページをめくった一文目、「真犯人のあなたは~~」を読んだときに目の前が真っ暗になった。
勝手の分からないゲームで、人を操って殺させた真犯人として怪しい目を回避するのは難しく、うまく立ち回れないまま終わる。明確な物語が設定されている特性上、真実を知ったプレイヤーたちは繰り返し遊ぶことができない。それで3000円なので、手軽な脱出ゲームに近いのかもしれない。『何度でも青い月に火を灯した』名作らしい。ゲーム好きな人たちの最初で最後の機会を、立ち回りが下手な素人犯人として潰してしまった罪悪感いっぱいに帰る。先輩が言うには立ち回りの後悔は3日は引きずるとのこと。それはない。

24時前に解散して、帰宅してから2時まで今日発売の文學界を読む。
「笑ってはいけない」特集名に惹かれるが、う大のインタビューに少し焦燥感を感じる。そして、このインタビュー、加納対談、三本を手がけた平岩さんという編集者を知る
きっかけは何?服屋に入るための服が無い状況。結局は名詞じゃないの?2019M-1準決のラランドへの嫌悪感をしかし、今日のタモンズのnoteを前にどう整理すれば良いのか。

濱口監督の対談もあり、とりあえず創作で、多和田洋子、上田岳弘、この時点で面白い。

桜SuperLoveが何かの予感のようで怖い。自分がカナダに留学していたかもしれない過去を想像して見渡す部屋は、いつでも一人暮らしを始めるべきだと言う焦燥に代わる、それが苛立ちに変わってしまうのだから親に申し訳ない。スパイダーマン。どんなに勝利しても抜け出せない不幸、

水曜日
唇から4センチ先が光って見えるはず、暗さに闇が流れて来る寒さ、伸びをしたらケツが攣った。
会議二本以外にやることがない日。宿題をダラダラやれたらよかったが、12月の観劇スケジュールを考えている間に夕方になった。範宙遊泳、ゆうめい、ムニ、あんよはじょうず、排気口が主な候補で、年末の夕方はどこを開けておけば今後の誘いに差支えがでないか考える。今年はこれまでで一番多く芝居を観たので年末に振り替える機会を作りたい。

いきなりステーキの接客っていつからこんな丁寧になったのか。テーブル席では膝をついて注文どり、会計時には雨の中ありがとうございましたの一言。
ホークアイ4話を見ながら肉を食べて、代田橋の夜ふかしへ廣田に会いに行く。週2営業が週6営業に復活したときに無理だと感じたオーナーが常連だった廣田を週1で雇うようになったらしい。リモート仕事の日は仕事終わりに店に立つ感じ、アングラの店長と同じだ。3月以来だったけど特に変わらず、彼の大学の同期や飲み仲間も来て賑やかだったし、あいつの優しいところが店を回すにふさわしい人柄になっていてとてもよかった。サイトウとのバンドがEPを出すらしくて、18時まであたらいて2時まで作業する生活を続けていて、少し寂しいと思った。わがままになっていい場面はいつでも自分が設定できるはずなのに、何もしてこなかった自分が嫌でカウンターのベルを何度も押した。オーナーが設置した、押すとテキーラがでてくる仕組み。

土曜日

10:00起床
14:30出発
16:00ドトール出る
17:00笹塚ボウル入り
20:30出る
24:00一休出る
27:00カラオケ出る
28:30わっしょい出る
34:00餃子酒場出る

年末特有の回だけど、忘れない今年の思い出上位に入ると思う。し、絶対もっと楽しめる方法やら立ち回りがあった。ボードゲームみたいに移動した。

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