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【Femtech Forumレポート】フェムテックによる「革新」と「データ倫理」のバランスは?

イノベーションのために身体情報をどう集め、どう使うのか?プライバシーを保護のためプレイヤーとユーザーが意識すべきポイントは? サービスプロバイダー、医師、データ保護の専門家など、フェムテックの第一線で活躍するプレイヤーが議論しました。


Femtech Forum とは?

2020年6月25日、オンラインにて「バーチャルFemtech Forum」が開催されました。イベントを主催するのはロンドンを拠点にグローバルな活動を行うWomen of Wearables(WoW)という3人の女性が中心に運営する団体で、ウェアラブルテック、ファッションテック、ヘルステックに関わる女性たちをつないでいます。

フェムテック関連のバーチャルカンファレンスとしては世界初となったチケットは開催前には売り切れとなる人気ぶりでした。

イベントへの参加企業には、スイスのフェムテックブランドINTIMINA(インティミナ)とG4A(バイエル薬品が提供するデジタルヘルスイノベーターの支援活動)を筆頭に、WHO、英国NHS(国民保険サービス)などのよく知られる医療機関や、Clue、Daye、Bella Beat、Liliaなどのフェムテックスタートアップ企業、そしてIT起業学校として有名なYコンビネーターや、PORTFOLIAなどのVCが名を連ねました。

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イベントでは8つのパネルセッションが開催され、ランドリーボックスでは、今回そのなかからいくつかを連続レポートしていきます。

今回は、第一回目として、今ヨーロッパのみならず世界で大きな関心となっているフェムテックに紐付く個人情報とプライバシー保護の問題をテーマにしたパネルをレポートします。

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