【深い眠りへの鍵:CBDと睡眠の不思議な関係】
こんにちは、ラフループのさとしです!
私たちはCBDを配合したスキンケア商品をプロデュースしています🧴
大麻についてのイメージは、しばしば複雑で誤解されがちですが、
大麻にはCBDという素晴らしい成分が含まれていることをご存知ですか?
私たちの目的は、「大麻っていい物だよ!」と、単にアピールすることではなく、CBDの真の健康効果をお伝えするための情報提供に努めます。
vol.15 【深い眠りへの鍵:CBDと睡眠の不思議な関係】
1. CBDの基本的概要
CBD(カンナビジオール)は、カンナビス植物から抽出される100以上の化合物の一つであり、この中で最も注目されているものの一つです。
多くの人々がTHCとCBDを混同することがありますが、THCはカンナビスが持つ心理活性作用の主要な原因であるのに対し、CBDは非心理活性です。つまり、CBDを摂取しても「ハイ」になることはありません。
2. CBDと睡眠の関連性の研究結果
近年の研究から、CBDが睡眠に与える影響に注目しています。
2019年の研究では、成人の健康な被験者を対象にCBDの摂取が睡眠の質に与える影響を調査した結果、CBDを摂取した被験者はプラセボ群と比較して睡眠の質が改善されたと報告されています。
この結果は、CBDが睡眠障害に対して有望な治療法である可能性を示しています。しかし、2020年のレビュー論文では、CBDの効果には個人差があり、持続する期間にばらつきがあるとの指摘もあります。
3. 睡眠とホルモン:メラトニンとセロトニン
メラトニン
このホルモンは、分泌量が増えると眠気を引き起こす特性があります。夜間に増加し、日中、特に太陽光を浴びることで減少します。
このため、寝る前のスマホの使用は眠りを妨げる要因となることが知られています。日本では、医師の処方がないと手に入れることができない薬品(例:メラトベル)として管理されています。
セロトニン
一般に「幸せホルモン」として知られ、その分泌はCBDによって助けられることが示されています。興味深いことに、メラトニンはセロトニンから生産されます。この関係性から、CBDは入眠を助ける役割を果たす可能性が考えられます。
4. CBDとヒスタミン・アデノシンの関係
ヒスタミン
この化合物は覚醒作用を持つことで知られています。一方で、アデノシンはエネルギー代謝の副産物として知られ、ヒスタミンの活動を抑制する役割があります。
CBDの役割
CBDはアデノシンの血中濃度を高める可能性が指摘されています。この作用により、ヒスタミンによる覚醒反応が抑制され、より深い眠りにつくことが可能になると考えられています。
5. CBDの不眠症治療に関する歴史的背景
CBDの使用は古代から多様な目的で行われてきました。
近年では医療目的として注目されており、特に不眠症治療への応用に関しては、現代の研究においてその有望性が示唆されています。
CBDに関する研究が進められる中で、不眠症への効果や安全性が確認されれば、今後の治療法の一つとして広まる可能性が高まります。
参考文献
Blessing, E. M., Steenkamp, M. M., Manzanares, J., & Marmar, C. R. (2015). Cannabidiol as a potential treatment for anxiety disorders. Neurotherapeutics, 12(4), 825-836.
Russo, E. B., Guy, G. W., & Robson, P. J. (2007). Cannabis, pain, and sleep: lessons from therapeutic clinical trials of Sativex®, a cannabis-based medicine. Chemistry & Biodiversity, 4(8), 1729-1743.
Babson, K. A., Sottile, J., & Morabito, D. (2017). Cannabis, cannabinoids, and sleep: a review of the literature. Current Psychiatry Reports, 19(4), 23.
*この内容は基本的な情報を提供するものであり、専門的なアドバイスを提供するものではありません。
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