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#にじメン歌リレーが視聴者に見せた「日常を非日常にする」集団の力

 9/27(日)にじさんじ「にじさんじメンズ限定歌ってみたリレー配信」が行われました。

 企画立案は三枝明那。参加メンバーは三枝明那から配信順に、長尾景弦月藤士郎甲斐田晴神田笑一ジョー・力一加賀美ハヤト不破湊夢追翔の全9名で、各個人30分ずつ、トータル4時間半の歌配信を単純にリレーするだけのシンプルな企画でした。

(全部YouTubeリンクを貼ると記事が画面で埋まるので、以下に省略タイトルでリンクをまとめます)

開幕!ブチ上がる準備はいいか!!!!!【三枝明那】

忖度無し!!!ガチガチのガチ!!いくぜい!!!【長尾景】

大好きなボカロで挑む超歌企画!!!よろしくゥ!!!【弦月藤士郎】

マジ歌ってやつを見せてやんよ!!バトンをつなぐぜ!!!【甲斐田晴】

ぶちアゲて行こうぜッ!!!!!!!!【神田笑一】

後半戦! 宴はつづく【ジョー・力一】

ビックリするくらい選曲がアラサー【加賀美ハヤト】

初歌枠!!全力で歌います!!【不破湊】

ラスト!まだまだ声出せるよなァ!?【夢追翔】

この企画、形式としては以前緑仙主催の企画として行われた、通称「にじロック」こと昨年9月の「邦ロックリレー配信」及び昨年12月の「邦ロックリレー配信02」と、今年4月の「元気になるにじさんじ歌配信リレー!」を継承したものです。

 今回はメンズ限定なので当然(?)緑仙はメンバーには居ませんが、この上記すべての企画及び、今回のにじメン歌リレーの皆勤賞の三枝明那夢追翔の2名が今回はそれぞれ主催兼トップバッター、そしてアンカーを務めていることからも、本企画においての旧緑仙企画の色合いの濃さみたいなものが伝わってくるように思います。

 では、今回のにじメン歌リレーがどうだったかという点に触れますが、結果から見れば、大成功だったように思います。

 細かく書くと、どう成功だったかを表現するのも読むのも大変なので、全体的を通してのざっくりした感想と、数字的な話にだけふれさせていただきますが……。

 リレー歌枠に慣れている三枝明那ジョー・力一加賀美ハヤト夢追翔の面々は、いつもの歌枠よりもちょっとだけ意外性があり、かつ一般認知度の高い楽曲を中心とした万人向けのセットリストを組んでいて、日頃歌枠を見に来ない視聴者層を逃がさない工夫をしていたのが好印象でした。

また長尾景弦月藤士郎甲斐田晴神田笑一の4人は、どちらかというと日頃の歌枠に選曲が近いセットリストで、歌いなれた歌の中でクオリティが高いものを持ち寄った印象を私は受けました。個人的には弦月藤士郎の大型企画にあえてボカロ縛り選曲という野心的な挑戦に驚きました。

 そして、当日の最高同時接続者数42,000人超をたたき出した不破湊

彼の枠については今回が初の歌枠という期待値の高さや、直前が加賀美ハヤトで直後が夢追翔という配置の妙ももちろんありましたが、開幕のデビュー時動画引用から、終わりまでをキチンと練りこんであった万人受けするセットリストラップからデスボイスまでの幅広い歌い分け、間奏や曲間のトークなど、30分の配信の色々な所に見どころがありました。私は本企画のMVPは彼だと思ってます。

 他にも数字にまつわる話をいくつか抽出してご紹介すると、配信当日の最高同時接続者数はざっくりと24,000~42,000人の振れ幅で推移しました。

個人配信での歌枠では、同時接続者数がおよそ3ケタ~4ケタ前半のライバーが過半数を占める今回の人選でこの数字は驚異的です。

 また各個人のチャンネル登録者数の増加についてですが、配信日の内にジョー・力一がチャンネル登録者数22万人突破、三枝明那夢追翔がチャンネル登録者数20万人突破。VΔLZの3人がそれぞれ長尾景10万人甲斐田晴9万人弦月藤士郎7万人を突破と多くの節目を塗り替え、残りのライバーも全員登録者+1,000~3,000人以上と、一企画の成果としてはかなりの好成績を残したと言えるでしょう。

特筆すべきは長尾景で、彼はこの日なんと+6,000人以上の登録者増に成功しています。ここ数日の配信で忖度芸人枠(?)のとして注目を集めていた彼ではありましたが、節目の10万人到達への効果も相まってか、今回の企画は彼にとって大きな追い風となりました。


 さて、少し前の「にじさんじ#APEX部2434キルリレー」に関する記事の時にも触れましたが、今のにじさんじという箱が持つ集団の力には、ものすごい勢いを感じます。

企画やコラボによってライバー一人一人の影響力が重なり合うたびに、1+1が2ではなく、3にも4にも影響力が増していく様子は、もはや今のにじさんじを楽しむうえで欠かせない重要な要素になりつつあるのでしょう。

そういう点では「日常の中で行われている歌配信を、複数でちょっとずつ集めて非日常感を演出して影響力を増す」事に成功した今回の企画は、まるでお子様ランチのように、色とりどりな豪華さで視聴者を満たした素晴らしいものだったと思います。

今後も是非、継続的に開催を期待したいです。

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