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5/14の2つのにじさんじ3D配信が面白かった ~健屋花那と愛園愛美の3D~

 タイトルの通り、5/14のにじさんじが配信した2つの3D配信、健屋花那【健屋爆誕DJ祭】誕生日記念DJ mix!画面の前で頭振れスペシャル!!【健屋花那/にじさんじ】と、愛園愛美【3D初お披露目】夢は叶えるもの!動く姿はセンシティブ【愛園3D/にじさんじ】がどちらもとても面白かったのですが、その面白さの割には今のところnoteであまり記事になってなかったので、私のようなにわかが書くのは申し訳ないなと思いつつも、紹介されないのはもったいないので、ちょっと感想でも書こうかなと思います。


 まず、5/14 0:00から配信だった【健屋爆誕DJ祭】誕生日記念DJ mix!画面の前で頭振れスペシャル!!【健屋花那/にじさんじ】

 自身の誕生日にこれまでに出した健屋花那の参加歌ってみた動画をDJ mixという形で40分ちょっとの間ずっと流しまくるというこの3D配信での試みは、健屋花那自身が「資格試験の為に6月から来年3月までの活動休止を発表した」こともあって、これまでのライバー活動の歴史を振り返っているというような雰囲気を感じさせた配信でした。

 もっとも、にじクイや電音部等のコラボや企画、ボイス、歌ってみた、作業配信等については継続予定ということなので、彼女の姿を見かける機会はこれからもそれなりにあるのではないかな?と思っています。
なんなら昨日も3D配信時に披露していたオタ芸解説動画出てましたし。

 なんにしても今回の3D配信は、ライバー健屋花那の音楽的な活動の総決算的な、とても中身の濃い配信内容だったと思います。ステージ上の至る所で歌ってみた動画のMVを同時再生しながらDJ mixとダンスを披露していた姿といい、MVと3Dアバターを同時に見せるためにさまざまに工夫されたカメラワークといい、とても時間がたつのが早いと感じるスタイリッシュな配信でした。

 個人的にも、複数回の視聴にも耐えうるようないい3D配信だったと思います。ちなみに私は今、作業用音楽としてこのnoteを書きながら、配信をリピート再生していて、ここまで書くのにほぼ2周しました。
 流れてる曲の中では白雪巴とのユニット「Crossick」での歌ってみた動画「逆光のフリューゲル」と、3D配信と同日に公開された歌ってみた動画「p.h.」が特に好きです。


そして、もう一つの3D配信は、5/14 21:00から配信の【3D初お披露目】夢は叶えるもの!動く姿はセンシティブ【愛園3D/にじさんじ】

 こちらに関しては、色んな意味でボリューム満点の配信でした。アバターの造形的な意味でも、3Dお披露目配信の内容的な意味でも。

 まず、アバター。
伊東ライフ」氏の特徴的なデザインのヴィジュアルを3Dアバターに上手く落とし込んだのは、魔界ノりりむ3Dアバターも作成を担当された「おやつ/15:00」氏。2Dのテイストを生かしつつ自然に3D化されていたのは本当にお見事でした。

 特にすごいと感じたのはとにかく主張の強い胸。愛園アバターを見る際に当然一番目線が向くポイントの部位ではあるのですが、個人的に凄いと思ったのはそのボリューム、ではなくて、左右の腕が動いた際に二の腕や腕が胸を貫通せずにきちんと形状を維持していたこと。どうやったのかわかりませんがすごい技術でした。

その半面、というとちょっと変なのですが、長い桃色の後ろ髪はふわふわしながらあっさり二の腕や腕を貫通していたので、そこは逆に笑ってしまいました。普通は逆を頑張るんですが……、いったい胸にどれだけ力が注がれていたのでしょう。

 そして、内容もすごいボリュームでした。

 技術的な面では舞台セットでメイド喫茶の新規造形、センシティブ防止のスカート内が見えるのを防ぐ謎の光システムの導入、綺麗に回転する縄跳びや、腹筋ローラーやペットボトル等の小物の造形とアバターの自然な小物の保持動作などに力が入っていましたし。

 コーナー的にもとんでもない内容で、スクショタイムをプリクラ風、チェキ風、センシティブ選手権と3パターンの見せ方で披露、黒子で瀬戸美夜子、コーナーゲストで白雪巴、ユメノグラフィアから雎雪待、ホロライブから癒月ちょことゲストは大量&多方面から4名が参戦。

 さらにはお披露目中にトータル6曲披露したセットリストの中に、リスナーから募集した合いの手を組み込む視聴者参加企画を1曲分、13名ものライバーが参加したコール入りの楽曲を1曲分挟み込み、さらにラストの場面で、配信終了時の演出から同日公開の歌ってみた動画「START DASH SENSATION / covered by 愛園愛美」の冒頭に繋がるといった追加演出も加える凝りよう。

 本人は後日の感想放送でこの3Dお披露目を「86点」と評していましたが、ここまで自身の特色を生かしつつ内容を煮詰めた配信は、にじさんじの過去の3Dお披露目配信の中でも屈指の出来だったのではないかと個人的には思っています。内容のセンシティブさ等も含めていろんな意味ですごいものを見たような気がします。

 あとは以前に何かのnoteで書いたような気がしますが、デビュー初期に歌を歌うことに自信がないと言っていた愛園愛美が、今回のような機会にいろんな曲を堂々と歌っていた姿はとても良かったです。今後いろんな形で3D配信やライブに参加する姿も是非見たいと思いました。

 ここ最近のにじさんじの3Dについては、舞台設定、小道具、カメラワーク等、非常に作りが丁寧なものが多く、アバターが誤動作したり周辺のものに貫通したりすることもほとんどなくなっており、昨年の試行錯誤していた時期とは比較にならない安定感があります。

ものすごく細かいことを言えば、人物と背景の影が同一画面内で右についたり左についたりしている場面や、上から花火が出ていたりレーザー光線が床面に当たっているのに床面は暗いままだったり、舞台中央から人物が動いてもスポットライト位置は中央のままだったりという、まだ不思議な部分もたまにあるにはあるのですが、そういった部分もいずれはきっと改善されていくことでしょう。

それだけに3Dで出来ることが増え自由度が上がった今こそ、にじさんじのライバーが3Dをどう使ってどんなことをやるかということについては、今後を楽しみにしたいところです。

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