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今年はにじさんじのハロウィン公開の歌みた動画が全部グッと来た、って話

にじさんじの2DAYS開催のライブ辺りを筆頭に、やたらと2021年10月の最終週はnote記事にできそうな濃い話題がVtuber界隈は豊富でしたが、とりあえずまとめる時間が私にあまり無いのと「そのうち誰かnote書くやろ」といういい加減な心境から、

今日は簡単に書ける話題として『10/31に公開されたにじさんじライバーの歌ってみた動画の5曲が、一つ残らず全部私のツボ、というかMV見てヘビロテしそうな良さだった』というあくまで自分主観の第三者には本当にどうでもいい話を書きます。

とりあえず私自身としては割と珍しい出来事だったんですよね。
同じ日に出された動画全部好きって。

ただ、書こうと思った切っ掛けはそれだけなので、記事に中身はそれほどないです。


【】 ヴァンパイア/葛葉 歌ってみた 【】

この動画に関してはVtuber好きならとりあえず1回は見るんじゃないかな?ぐらいのインパクトがサムネイルにあるので、特に何か内容を紹介する必要もないぐらい既にみんな見てると思うんですが。

男性Vtuberでチャンネル登録者数トップの葛葉が、まさかの女性化

もうこのパッと見の話題性だけでも、大半のVtuber好きな人は、とりあえず動画を一回再生する流れになるのが間違いない上に。

さらに、単なる女装の出オチで終わらずに中身もやたらと凝っていて。

まず、MIXは昨年発表の「【】歌ってみた KING 葛葉 【】」と同じそらる氏という贅沢な編成に加え、そこにイラストレーターとしてホロライブの常闇トワなどを手掛けているrurudo氏の人物絵が入っているのが本動画ではやたらと目を引きます。

そして、その中心に据えられたrurudo氏の人物絵と対照的に、やたらPOPで主張の強い動きをするMV内の歌詞は、プロデュースを手掛けた+Geminateのツイートによれば、MV製作のツカダサオ氏にわざわざMV用オリジナルフォントを製作依頼するという驚きの凝りようです。

だいたい半日で再生数が100万回再生超えなのも「見れば納得のクオリティだ」と思わされる、実に丁寧な作りの歌ってみた動画になっています。

ちなみ昨年公開の「 KING」は現在2758万回再生という、途方もない数字を今なお更新中だったりするのですが、今回は果たしてどこまで再生数は伸びるのかもちょっと気になるところです。


ギラギラ - Ado (cover) / ニュイ・ソシエール

吸血鬼の歌の次は魔女の歌を。

続いてこちらはハロウィンの10/31が誕生日の魔女、ニュイ・ソシエールの歌ってみた動画になります。

彼女のライバー活動はその特徴的な外見と、ゲーム実況とウマ関連のイメージがかなり強い、いうなればおじさんにやたらクリティカルヒットする属性てんこもりの魔女、という印象が私にもずっとあるのですが、

その反面、彼女がたまに出す歌ってみた動画はいつも、実にカッコよくスタイリッシュで女性にも好まれそうなMVに仕上がっていて、その作りの繊細さが個人的にもとても好みだったりします。

今回のMVも、モノトーンを基調にした美麗かつ神秘的、女性的なイラストが豊富なとても鮮やかなMVになっていて、また、歌声も媚びない雰囲気のカッコイイ系の力強さを感じるものになっているので、普段とのギャップに驚かれる方も多いのではないでしょうか。

特に、普段の印象から彼女の配信を見ていない方なんかに、是非お勧めしたい歌ってみた動画です。


Happy Halloween (covered by 本間ひまわり)

続いてこちらは本間ひまわりの歌ってみた動画。

この歌ってみた動画の原曲「Happy Halloween@Junky feat.鏡音リン」と言えば、今や毎年この時期になるとどこかでそれなりに耳にする有名な曲になりつつありますが、これを本間ひまわりが歌うと、しっかり本間ひまわりテイストの曲に聞こえてくるのが不思議と言えば不思議な感じがします。

MVとしての見どころと言えば、やはり画面内で歌い踊るMMDモデルの細やかな動きが一番注目されるところではないかと思います。

ハロウィンらしい幻想的な背景の中、不自然さの少ないMMDの動きや、本体に合わせてのびやかに踊る影、指の一本一本が鮮やかに稼働する様などはどれもかなり素晴らしい出来栄えで、映像作品としても楽しいものでした。

Vtuberの歌ってみた動画でMMDを踊らせたものは過去にも多数ありますが、にじさんじのライバー公式チャンネルがこうしたMVを出す例は、少し珍しく。

こういう本間ひまわりの高いアンテナの張り巡らせ方からくる「いつも他のライバーとは少しだけ違うことをする」個性の出し方は、次は何をするんだろうというびっくり箱を開ける時のような期待を毎回持たせてくれて、私はそれが結構好みだったりします。

私にとっては、次は何をしてくれるのかという期待も持てるMVでした。


ウルフィズム ギルザレンⅢ世×剣持刀也×カザキ様 cover

こちらは毎年知る人ぞ知る(?)ハロウィンではおなじみの森中花咲ギルザレンⅢ世剣持刀也にじさんじ2期生トリオによる歌ってみた動画。

毎年「#ヴァンパイア集会で会いましょう」という凝ったタグでカッコイイ歌ってみた動画をUPしているのですが、実際にそのタグを使って集会らしい配信を行ったのは2019年に1回きり、というなんともにじさんじらしい3人組です。

ちなみにこの3人組、年齢可変の幼女と、めったに見ない吸血鬼、顎のオバケ、というモンスター3人というわけではなく、過去にはしっかり概要欄に厨二っぽいハロウィンらしい設定なんかもあったりします。

2019年の配信「ヴァンパイア集会で会いましょう」ではこんな感じでした。

カザキ
1001歳の死んだヴァンパイアの魂。力を取り戻した為復活した。森中花咲の身体を乗っ取っている。同胞との交流(友達作り)の為ヴァンパイア集会を催す。

ギルザレンⅢ世
4000歳のヴァンパイア。財政難に陥ったタイミングでヴァンパイア集会に誘われる。

剣持刀也
16歳の高校二年生、ヴァンパイアハンター。学校帰りに何処かへ急ぐギルザレンⅢ世を発見。情報収集の為変装して後をつける。

そして、2020年の歌ってみた動画「アブソリュート」ではこんな感じに。

ギル:お屋敷の執事。何百年もの間、誰もいないお屋敷を守ってきた。
?:遥か昔に亡くなった筈のお屋敷のお嬢様。どこか悲しげ。
トウヤ:とある町の探偵。依頼を受け、お屋敷の奇妙な噂を調査しにやってきた。

で、今年はというと、2019年の歌動画「ハッピーホロウと神様倶楽部」と同じく歌手名が「ギルザレンⅢ世」「ブレイド=モアナマン《剣持刀也》」「ヴァンパイアカザキ様《森中花咲》」という表記にはなっていたりするのですが、他にこれといった説明はなく、これはもうわからない人にはなんのことやらさっぱりなのでは?といった感じに。

こういういい加減さが、実に「らしいな」と思ってしまう私は、にじさんじにだいぶ毒されているような気がしなくもないのですが、

歌ってみた動画自体は毎年本当にイラストから歌唱まで、非常に雰囲気があってカッコよく仕上がっているので、未視聴の方は是非一度MVの美麗なイラストの数々を見て、歌声を聞いていただきたいなと思います。

個人的にはギルザレンⅢ世の歌声が毎年特にツボです。


死神/ジョー・力一(Cover)

最後はこちら、前日に行われたライブ「NIJIROCK NEXT BEAT」とは全く違う姿を見せてくれたジョー・力一の歌ってみた動画。

ピエロメイクに落語家の衣装、黒手袋に扇子、という色々違和感のある姿のジョー・力一のモノトーンを基調とした闇を感じる絵に、迫力の題字「死神」が出たかと思えば。

それ以降はあえてゆがませたり、ひずませたりした定型フォントの歌詞が、時に影が付いたり、赤く色づいたりしながら画面内で様々に舞い踊るMVは、前述の葛葉「ヴァンパイア」の歌詞演出とも、ニュイ「ギラギラ」の優美なモノトーン画面の鮮やかさとも違う、妙な真剣さと不気味さを巧みに演出していて。

結果として、よく見比べてみると画面構成などは原曲の「米津玄師 - 死神  Kenshi Yonezu - Shinigami」MVとはかなり違うのに、いかにも上品に原曲MVに寄せた歌ってみた動画のような、それでいて原曲とは違う魅力があるような、実に不思議な仕上がりになっているように感じました。

MVの締めに、噺家の個性の出しどころであるところの「古典落語のマクラ(導入部分)」の語りを入れつつフェードアウトするところなんかも含めて、実にテクニカルでジョー・力一らしい唯一無二感のある歌ってみた動画でした。

ライブでジョー・力一を好きになった人、なんかが見るのに特に良さそうなMVだったように思います。

この他にも今年のハロウィン周りは、例えば織姫星2周年記念の「Paintër 」や、ダンスがキレキレの相羽ういはヴァンパイア」、ロック革命2021の面々が歌った「」、いつもとはまた雰囲気が違った朝日南アカネシャンティ」、など、色々前後の日付に公開されたモノにも面白い歌ってみた動画が多かったのですが、あんまり書くと途方もなく長く&記事が重くなるので、今日はこのあたりで。

何にしても、毎日いろいろな歌が聞けるのは、本当に贅沢なことですね。

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