狂気のライブ前企画「ホロライブバブみ選手権」を君は見たか
12/20配信、さくらみこ企画「ホロライブバブみ選手権」が開催されました。
開催日はホロライブ全体での2daysライブとなる2ndフェス開催前日。こんな大事な時期に、まさかの大規模企画コラボの開催です。
そして何よりそのタイトルが、もう既に恐ろしい何かを感じる配信だったのですが……。
その説明として概要欄にはこう書いてありました。
ライブ前って緊張して・・・おぎゃっちゃうよね。
本来紹介記事にこんな私見を書くべきではないのですが、あえて書きます。
全く共感できません。
しかし、この悪ふざけと、カオスっぷりと、共感性羞恥の結晶みたいなこの配信「ホロライブバブみ選手権」が、最高同時接続者数6.5万人強をゴールデンタイムに稼ぎ出してしまうのだから、実に恐ろしいです。
約1時間半の配信での平均同時接続者数も大体5万人いることから察するに、私のような怖いもの見たさの変人か、アイドルVtuberに母性を求めてやまない狂気の集団が少なくとも全世界に5万人以上も存在するかと思うと、世界の未来に希望はないのかと、思わず神にすがりたくなる気持ちになります。
ですがこの企画、よくよく考えるとそもそも企画者が神に仕える巫女だったりするので、もうどうしようもないです。
これは、諦めて世界の終末が来るその日までホロライブを見ろ、という神のお告げなのかもしれません。
と、悪ふざけはこのくらいにしておいて。
この企画、タイトルもおかしければ中身も相当おかしいのですが、実はふたを開けてみると割と構成はきちんとした作りでした。
流れとしては、審査員3人の前にメンバーが1人ずつやってきて、審査員のうち1人と即興で「赤ちゃんとママ」という設定のエチュードをやり、残り2人がそれを面白おかしく茶化す、という概要。
胃もたれするほど濃いエチュード内容に反して、各メンバーの拘束時間はおよそ7分程度と、ライブを目前に練習で満身創痍の配信側にとっては、実に負担の少ない構成になっていました。
さらにあえて言うと、この配信での即興エチュードはお題がほとんど「日頃のゲストメンバーのキャラクター性に合わせて審査員側が赤ちゃんムーブするだけ」という、キャラクター性が確立していない新人以外のゲスト側には優しい設定になっていましたし。
もっと細かいことを言うと、無茶振り気味なエチュードでママ側が困りそうな絡まれ方をしているのは、ほぼライブ不参加の面々か、翌々日(12/22)がライブの面々で、翌日(12/21)がライブの面々はエチュード自体がものすごく簡単なお題になっていたように見えました。
……と、最大限好意的に解釈すると、こんな見方もできる配信でした。
いずれにしても、審査員側のさくらみこ、宝鐘マリン、姫森ルーナの3人による天衣無縫なエチュードがゲストメンバー達をかき回し続けた配信だったことは間違いない配信だと思うのですが。
そんな無茶をやったこの3人がいずれも、おそらく忙しいはずのライブ翌日(12/21)出演組だったことには、特に敬意を表したいなと思います。
ライブ前に配信が無くてもほとんどのファンは怒らないだろうに、それでもあえてここまで企画出演のメンバー陣が配信を頑張ろうとする雰囲気があるからこそ、今のホロライブの人気は維持できているのかもしれないなぁ、なんてことを、一夜明けて今、ちょっと思います。
今日のライブもこの3人には是非頑張ってほしいところです。
ただ、当分赤ちゃんムーブはおなかいっぱいです。
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