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終始お祭り騒ぎだったホロライブ6期生holoX初配信と、そのLive2Dを振り返る

11/26の告知から毎日一人ずつデビュー配信が5日にわたって行われた、Vtuber事務所ホロライブの新人お披露目配信も遂に終了。

その、5名のホロライブ6期生holoX」の面々が繰り出す個性豊かなデビュー配信の数々は、トップバッター「ラプラス・ダークネス」の最大同時視聴者接続数16万人超を皮切りに連日14万~18万人を集めるという記録を残し、ホロライブ史としても、またVtuber史として見ても、けっこうな規模のお祭り騒ぎになりました。

各Webメディアにおいても、彼女たちのデビュー以後の出来事について色々な記事を報じており、その注目度の高さがうかがえます。

個人的には、メンバー個々の配信内容の出来等についてはさておき、どれも配信慣れを感じさせる個人の見せ場を意識した構成とそのクオリティの高さがとても目立ったお披露目配信だったように思います。

口調や設定等、各個人のキャラクター性も際立っていましたし、総じて掲げるデビュー後の目標が高かったり、自己紹介で独特な技能持ちであることを重点的にアピールするといった、ともすると個人勢っぽいムーブが今回のデビューでは目立っていましたし。

また、同期同士の良好な関係性をところどころでアピールしてグループ感を演出する一方で、これまでの新人(特に海外勢)にありがちなムーブだった「ホロライブに入った理由」や「先輩について」といった話題には初配信ではそれほど誰も深く触れなかったりした部分には、いろいろな部分で6期生「holoX」は今までのホロライブメンバーとはちょっと違うグループなんだぞと言わんばかりの印象付けを行っているようにも感じましたが。

そうかと思えば、全員参加で最初に視聴者に提供する動画に昨年4月の1~4期生歌唱や、昨年夏の5期生デビュー時と同様の「おちゃめ機能」を選曲するところなどで、従来のホロライブっぽいカラーもきちんと打ち出していたりと、今回は実によく考えられた5日間だったように思います。

他にも、こういう切り口、こういうアピールでこの人は来るんだなぁ、という面白みや、まだこういう配信者さん達が世の中には眠っていたんだな、という驚きなど、いろんな事を今回は感じました。

特に6期生に日本酒好きを公言する人がいっぱいいたのにはちょっと笑ってしまいましたが、こういう個性の出し方は、飲酒配信が割とポピュラーだったり、総合酒類メーカーとの日本酒コラボなどを抱えるホロライブならではなのかな、と思わなくもなかったりします。

他には「Live2Dモデルのクオリティ」なんかにも今回はだいぶ目を惹かれました。各アバターとも色々な可動ギミックが入っていて、見た目にもとても楽しい印象です。

特にJujube担当の「ラプラス・ダークネスの両袖や膝の可動」や、入江燈が担当する「沙花叉クロヱの仮面ギミックと、どの方向を向いても不自然さのない顔」なんかは、今後配信者の感情を視聴者に伝える際にものすごく武器として働きそうだなと思う一方で。

個人的には、rariemonnが担当の「鷹嶺ルイのホークアイモードと光の反射がキチンと動くグ〇ンラ〇ン風サングラス」や、「博衣こよりの周囲に展開するARディスプレイモニター」などの小物へのこだわりなども、今後の用途こそわかりませんが特に好きな演出でした。

あと、けっふぃーの「風真いろはLive2D」プレビューはtwitterで見て単純にそのカッコよさに驚きました。ここまでくるともうショートアニメの域ではないでしょうか。

近頃はホロライブに限らず、新しいVtuberさんを見るたびに毎回感じるのですが、「Live2Dって時間とお金と匠の技術を費やすと、とんでもないものを生むことが出来るモノ」なのかもしれないな、なんてことをよく思います。

(直近だと乾物ひもの氏製作のVtuber個人勢kson総長モデルなんかがまさにそうなのですが)

彼女たちが今後このアバターをどう生かし、どう使いこなしていくのかも、今後の視聴の楽しみにしていきたいところです。


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