ニュイ・ソシエールの競馬語りが愛があって面白かった話

Vtuberが競馬関係の案件をすること自体は、2020年のキズナアイJRA企画ぐらいからちょいちょい見かけるような気がするんですが、先日にじさんじのニュイ・ソシエールがnetkeiba(ネットケイバ)公式でやっていた競馬案件っぽい配信は、いかにも彼女らしい独特さがちょっと面白かったです。

とりあえずnetkeibaという、ミクシィが親会社の20年以上続く老舗の競馬メディアに、多くの騎手や馬主、プロの予想家たちが日々色々な予想や解説を配信にしてる中、一人だけVtuberが混じって推し馬語りをしている様子だけでも、相当に特殊なシチュエーションですが。

そんな中で彼女は、案件配信であるがゆえに当然使えない他社の「ウマ娘」とか「ウイニングポストシリーズ」といった過去の彼女のゲーム配信で使用したコンテンツ名を一切使うことなく、『いかに自分は馬が好きか』ということを、ものすごい熱量で巧みに面白おかしく語っていて、そこが非常にいい配信でした。

多分この動画で彼女が馬好きだということを疑う人って、まずいなかったんじゃないでしょうか。それぐらい競馬愛にあふれた15分だったように思います。



こうやって考えると、やはり特定のコンテンツに興味があるVtuberが、そのコンテンツに持つ愛を存分に発揮した配信は、ほとんどハズレが無いような気がしますね。

直近で言えば「WBC」の時もそうですし、「ロケット打ち上げ」の時もそうでしたが、その推しを推せるタイミングに、全力でその推しへの愛を視聴者にわかりやすく発信できているVtuberは、世間的にも、またVtuberファンにも一定の評価を得られているような、そんな感じが最近の傾向として、増えてきているような気がします。



話は少し変わりますが、今回のnetkeiba.comというメディアは「デイリースポーツ」というスポーツ新聞メディアと提携してるところなのですが、つい先日、同じスポーツ新聞メディアの「サンケイスポーツ」が新しくVtuberを誕生させたことをご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?

https://twitter.com/ouma_hami/status/1644152299026264064?s=20

MIKUCAN所属の桜舞はみという名前のVtuberなのですが、この方はなんと現在「サンケイスポーツの紙面で予想記事を掲載」しているようです。

こういう光景を見ていると、例えば、麻雀がいろんなVtuberとコラボや企画をやり始めて、ついにはプロを交えたリーグ戦まで開催するようになったような、そんなかつての光景が私としては、ついよぎってしまうのですが。

そのうちこういうプレイ年齢層の高めな娯楽コンテンツの至る所に、当たり前のようにVtuberの姿を見るみたいな、そんな時代が来るのも、意外と近い未来のことなのかもしれないな、なんてことをふと思ったりもします。



いろんなVtuberが一般の人が目にする様々なところで、コンテンツに対する愛や知識を、大きな声で堂々と披露する世の中。
私にとってそれは、なかなか面白い未来予想図のような気がします。


<4/8追記>
どうも「スポーツニッポン」誌にも、樫桜華エクアというVtuber準備中の方(チャンネル未開設、スポニチ公式ch.に動画あり)が予想記事を掲載しているようです。なかなか色々な動きがありますね。

https://twitter.com/equa_vtuber/status/1575944048635834369?s=20

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