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赤の他人ちゃん

窓を開けたまま作業をしていると、お隣のお子さんのお世辞にも静かとは言えない話し声や泣き声が耳に飛び込んでくる。

これが意外と嫌じゃない。

毎日その声を聞いていると、だいたいの生活リズムも見えてくる。お昼過ぎに一時的に声が収まるのは午後イチにお昼寝タイムを設けているんだな、とか。
夕方頃に教育番組でも観て、歌をうたっているんだな、とか。

ところが、いつもは大きな声が聞こえてくるはずの時間に、それが聞こえてこないと不安になる。

風邪でもひいたんじゃないかと、その赤ちゃんにとって赤の他人ちゃんである私が心配をしているのである。

程なくして、元気な声が聞こえてくると、ほっとしたりするのである。

曲がりなりにも社会人として生きていると、色んな意味で周りの大きな声や騒音に悩むことがある。

これらに対しても、不思議と嫌じゃなく、寧ろ歓迎できるくらいに寛容になれたらなと思う。

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